こんにちは、週アスのナベコです。
今回は白い襦袢に身を包んでの登場です。
場所は神田明神。
こんな恰好をしているのはほかでもありません。神田明神の新春恒例の行事『寒中禊がまん会』に参加するためです。
寒中禊がまん会は、新成人を中心に、男性はふんどし、女性は白装束をまとい、禊場の中で冷水を浴び身を清めるというもの。
酒におぼれたり肉をくらったりと、ふだんより穢れが多いと自覚している私は、この機会に身も心もキレイにしたくやってまいりました。
男はふんどし、女は白装束で氷水を浴びる
神田明神『寒中禊がまん会』!!
男性はふんどし、女性は白装束で参加。足元は裸足です。 |
1月10日開催した神田明神の寒中禊がまん会の参加者は2015年は42人で、そのうち5人が新成人。14歳~62歳と幅広い年齢層が参加していました。
寒そうです!! |
42人のうち8人は女性。寒風吹きすさぶ中、薄い白装束に裸足で寒そうです。
ところで、私はというと……。当日参加は無理でした。
なんでも毎年希望者は多いので、早目に申し込まないと参加は難しいそうです。
ぬぬぬ。氷水をかぶるのは翌年に持ちこしです。(内心ホッとしたわけではないです)
本殿の前での参拝が終わると、参加者は裸足のまま境内を走り回ってから、禊場の前に集結。「あさみどり澄みわたりたる大空の広きをおのが心ともがな」と禊の和歌を大声で歌いあげて士気を高めます。
メインは、この大きな氷柱が入った水場(禊場)に入ってのお清め。
当日は晴天で最高気温11度ほどと1月にしては恵まれた天候だったとはいえ、冬場に氷水につかるなんてかなり気合いが必要です。
氷水を桶ですくってバシャバシャ
水につかりました! 寒そうではありますが、かけ声に合わせて氷水を桶ですくってカラダにかけていきます。
最後には立ち上がりアタマから威勢よく氷水をかけていました!
ん? こういうのどこかで見たことがありますね。
アイス・バケツ・チャレンジの源流?
アタマから氷水をかぶるというと、2014年夏に流行した『アイス・バケツ・チャレンジ』。
もちろん、この寒中禊がまん会のほうが昔からやっているわけで、もしかしたらアイス・バケツ・チャレンジのアイデアのもとになっていたり……。
寒中禊がまん会は慈善運動ではないので共通点は少ないですが、意気勇んで氷水をアタマからかぶる人たちを見ていたら、そんなことが思い浮かびました。
うら若き女子たちが氷水に!
女性陣も負けじと氷水に。
うら若き女子たちが……、大丈夫でしょうか?動画でご覧ください!
いやー。寒そうですね。
ただし、冷たさをガマンしながら氷水をかぶる姿にはグッとくるものがあります。
氷水を全身にかぶったあとは白装束がぐっしょりと濡れてしまいます。この姿で寒風の中を立っているのも寒そう。
寒中禊がまん会は、氷水を1回かぶって終わりというわけでなく、3回程度ローテーションして繰り返します。
あまりに寒いという人は待機に回るそうで、きっとこれが“がまん会”という由縁なんでしょうね。
ローテーションして何度もバシャバシャ
がまん会が終わったあとの参加者にきいたところ、「1回目は不思議とそんなに水が冷たいと感じなかったけど、2回目以降が本当に厳しかった」と語っていました。
本当、見ているだけで寒くなってきますね。
女性でもアタマから氷水をバシャバシャとかぶっていました。しびれるくらいかっこよかったです。
禊の気分を味わってみました
こうして、無事に2015年の神田明神・寒中禊がまん会が終了しました。
私もせっかくなので、禊場の前で裸足になってみました。
濡れた地べたに裸足で立つだけで、全身が凍るように冷えてきました。
ひぇ~。
来年は足だけでなく全身に氷水をかぶるほうに挑戦したいですが、かなり根性をふりしぼらなくてはいけません。
■関連サイト
神田明神|東京都千代田区外神田2-16-2
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります