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のっけから1TBや250GBが安すぎる鉄板Crucialの新型SSD:CES2015

2015年01月07日 07時30分更新

 マイクロンの激安かつ信頼のSSDブランド「Crucial」から、新型SSD『BX100』、『MX200』シリーズが発表された。CrucialはSSD黎明期からコストパフォーマンスの良いモデルを出しており、秋葉原ではSanDiskとともに人気を二分しているブランド。両シリーズとも発売は1月下旬を予定。

・MX100の後継ともいえる激安シリーズの『BX100』

CrucialBX100

 まさにHDDの代替として使用したいのがこのシリーズ。シーケンシャル読込はMX100の毎秒550MBに比べて535MBとややスペックが下がっているが、同書込では250GBで毎秒330MBから370MBへ上昇。ランダム読込のIOPSも85kから87kとなっており、トータルで性能は上がっている。

 それでいて500GBは2万4000円、1TBについても4万8000円と発表時の価格で現行品最安値をマークしている。コントローラーはMarvell製から性能的には中堅だが省電力性に優れるSiliconMotion『SM2246EN』に変更。実機のベンチマークが気になるところではあるが、安くて性能のあるSSDを買いたい人はとりあえず待ったの状況だ。

BX100 SSD(2.5インチ)予想実売価格
120GB 8500円前後
250GB 1万3500円前後
500GB 2万4000円前後
1TB   4万8000円前後

 

・『MX200』は現行M550後継の高性能モデル

CrucialBX100

 MX200はシーケンシャル読込毎秒555MB、書込毎秒500MB、ランダム読込のIOPSはM550の90~95kから全容量で100kを誇る高速モデル。M550の20nm MLC NANDから16nmに変更されている点も注目。250GBモデルで予想実売価格1万7000円前後と、現行のM550の市場最安値とほぼ同額での発表になる。

 AES256bitの暗号化やRAIDと似た要領で信頼性を高めるRAINテクノロジーなど信頼性の高さに加え、体感に影響しやすいランダム読込の性能は確実にアップ。総書き込み量もBX100シリーズがすべての容量モデルで72TBW(1日当たり40GB書き込みで5年耐える)のところ、250GBでも80TBW、500GBは160TBW、1TBは320TBWとなっており、500GB以上を買う気なら圧倒的に信頼性に勝る。BX100に少し積んでもいいかな?という気にさせてくれる仕様だ。

MX200 SSD(2.5インチ)予想実売価格

250GB 1万7000円前後
500GB 3万円前後
1TB   5万7000円前後

 

・MX200にはM.2、mSATAモデルも発売予定

CrucialBX100
CrucialBX100

 MX200にはオンボード増設向けのmSATA、M.2もtype2260、2280の2種類が追って発売を予定。それぞれ250GBと500GBが用意される。同形状のものはどうしても2.5インチより割高になる傾向なので、同じ価格帯での登場を期待したいところだ。

 また、SSD管理の新ツールとして『Crucialストレージ・エグゼクティブ』も同社HPで公開予定。ファームウェアの更新から暗号化の再設定、ドライブの状態などが確認でき、既存のMX100などでも利用できるとのことなのでCrucialユーザーはぜひともチェックしよう。

■関連サイト
Crucial BX100製品情報(英文)
Crucial MX200製品情報(英文)

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