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ソニーの心拍も取れるイヤホン型フィットネスプレーヤー Smart B-Trainer速攻レビュー

2015年01月06日 21時30分更新

文● イトー 編集●ハード松村

■GPS、心拍センサー内蔵、単体で音楽再生・ログ記録

 ソニーの参考出展は、昨年に続きアツい。昨年は『“スマートテニスセンサー”SSE-TN1W』を参考出展していて、それを速報で取り上げた記事は非常に多くの人に読んでいただいたことを思い出します。

 さて、今年もいろいろな参考出展があるなかで、同じくフィットネス、しかもスマート系ということで注目度高いのがこのイヤホン『Smart B-Trainer』。発売は2015年中を目標とし、価格は未定です。

 形状はイヤホン型の防水ウォークマン『NW-W274』シリーズに似ていますが、機能としてフィットネス/活動量計を取り込んで大幅に進化。まったくもって別モノです。

Smart B-Trainer

 この小さなサイズに、音楽再生機能(現状、ウォークマンという名前は付きませんが)、GPS、耳で計測する心拍センサー、歩行を計測できる加速度センサーを内蔵。
 音楽を転送しておいて、単体でランニングログを取りつつ、心拍数に合わせて最適なテンポの曲を自動選択し選んでくれるといったコンパニオン的な機能がユニークです。

 スマートデバイスだとスマホが必須なの?と思ってしまうじゃないですか。でも、スマホを併用するかは「どっちでもいい」んだそうです。
 つまり、単体でもGPSの位置情報、走った距離、そのときの心拍といったランニングログは記録できるし、一方でスマホの専用アプリを使えばリアルタイムに心拍モニタリングしながら使うこともできるそう。

「スマホ必須じゃない」ってところがイケてるでしょ?

Smart B-Trainer
右耳はINFOボタン、ボリューム。左耳では曲の送り戻しと、“START”ボタン。STARTは計測開始時などに押すのでしょうか。
Smart B-Trainer
裏側真正面から。本体は両手にすっぽり隠れるサイズ。スマホとの通信は本体表面にNFCロゴがあることからわかるようにBluetoothです。


■実際に触ってみた

 手にとってみると、軽量型のBluetoothイヤホンと比べると若干重みはありますが、基本、軽い。充電は、右耳部分内側に見える端子で行う仕組みです。
 イヤホンの感覚で耳にかけると、両耳にいつもより少し重めのモノが載っかってる感覚はありますが、軽く押さえてみると遮音性はまずまず(うるさい会場で騒音が小さくなる程度には快適)。この辺はイヤーチップの調整次第でどこまでフィットするか、ですね。

 ちなみに心拍計がどこにあるのか聞いてみると、右耳のイヤーチップ下にあるそうで。ここです↓↓↓

Smart B-Trainer
イヤーチップをめくると、黒い受発光部が出現。この部分から耳に光を照射して心拍を読み取っているとのこと。

 ちなみにGPS搭載となると消費電力が気になりますが、スタッフによれば、開発中なので細かいことは言えませんが……と断りつつも、現状のイヤホン型製品に近いバッテリー駆動時間を目指しているとのこと。

 GPSは消費電力的には結構な負荷になる気がしますが、フィットネスを意識しなくても、外出時のログがとれるアイテムとして使うというのも楽しそうですよね。

 展示の担当スタッフに聞いたところでは、参考出展ということでアプリの機能は何かがなくなったりする可能性はあるそう。ま、試作品ということです。デモンストレーターが使っているスマホ以外は、スクリーンショットで操作画面を出しているだけでしたが、とはいえ、それを見ているだけでも、どういう世界観を考えているかはわかります。今年も期待したいなぁコレ!

Smart B-Trainer
スマホでリアルタイムの心拍を見ているところ。消費カロリーや運動時間、走った距離なども表示されている。
Smart B-Trainer
GoogleMapでコースを確認しながらランニングする機能。走るペース、ステップ数、運動時間などがわかる。
Smart B-Trainer
ログはこういう一覧も。グラフ化すると、よく走った日、そうでない日がわかりやすい。製品版にする際は日曜祝日表示もあると良いですね。

●関連リンク
ソニー公式サイト「2015 International CES出展について」

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