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電子書籍づくりに朗報!EPUB3出力にも対応したWZ Writing Editor 2が登場

2014年12月10日 16時30分更新

WZ Writing Editor 2

 WZソフトウェアは『WZ Writing Editor 2』を公開、発売を開始した。文書作成に特化しており、きめ細かい設定が売りのテキストエディターだ。
 今回のバージョンアップで盛り込まれたおもな新機能は以下のとおり。

●DirectWrite文字表示
Windows 8.1/8/7のDirectWrite表示に対応。縦書き、横書きを問わず、文字を美しく表示することができる。DirectWriteが適用されない文字も、クリアビューでより美しく表示される。

WZ Writing Editor 2

●設定プロパティシート
スタイル設定、基本設定、環境設定の3つに分かれた設定を、Windows準拠のプロパティシートに統合。テキストに応じて文字数、行数、余白など、きめ細やかな290の設定項目を7枚のシートに分類した。ファイル単位の専用スタイル設定にも対応している。

WZ Writing Editor 2

●EPUB3の出力
Text-Cマクロによるカスタマイズ可能なEPUB3の出力に対応。『電書協 EPUB3 制作ガイド ver.1.1.3』に準拠して作成・確認している。またリーダーの確認は、『Adobe Digital Editions 4.0.2』で縦書き、横書き、縦中横、ルビ、傍点の表示を確認済みだ。またEPUBを構成する内部ファイルのダイレクト編集の可能になった(WZW2の出力ファイルとほかのツールの一部のファイルに対応)。

WZ Writing Editor 2

●PDF出力
プリンタードライバを介さず、ダイレクトに高精度でPDF出力が可能に。WZW2とWZ8で直接編集できるPDFファイル形式にも対応。

●高速リサーチ入力
編集テキストから補完候補を取得して一覧表示する機能を装備。英単語、全角カタカナ、漢字の補完入力に対応し、ATOKやMS-IME、キーボード入力に対応する。この機能はメニューからオン、オフができる。

●ルビ俯瞰編集
任意のルビを絞り込み表示するルビ俯瞰編集機能を搭載。章単位の初出語句のリストアップ表示やルビの振り忘れのチェックと修正が可能に。

●日本語俯瞰編集
テキストをキーワードで絞り込み表示する俯瞰編集を搭載。編集テキスト全体のキーワードを含む行を絞り込んで表示する。会話文や冒頭部、脚本の人物単位の俯瞰編集も可能だ。

●HTML、xhtmlの編集機能に対応
タグや属性の色分け表示に対応。挿入メニューからHTMLタグを挿入できる機能を追加した。また、cssプロパティ編集にも対応し、ダイアログで編集できる。

●色分けの強化
3種類の背景色の色分け表示に対応。キーワードや正規表現、シナリオの人物単位の色分けなどで利用できる。

WZ Writing Editor 2

●表示の強化
読点「、」や句点「。」の折り返し表示や日本語文章の整列表示編集、青空文庫の返り点、字下げ、見出しに対応した。

●下書きモードの強化
複数の下書き設定の登録と切り替え表示が可能に。設定項目は14項目から63項目へ大幅に増えた。

 EPUB3に対応したことで、電子書籍の編集にも最適。30日間全機能が使える体験版が公開されているので、まずは試してみよう。

『WZ Writing Editor 2』

●対応OS
Windows 8.1 32bit/64bit 日本語版、Windows 8 32bit/64bit 日本語版
Windows 7 32bit/64bit 日本語版、Windows Vista 32bit 日本語版
(64bit版は、32bit互換モードでの動作)

●価格
【WZ Writing Editor 2 ダウンロード版】
価格:4800円(税別)
【WZ Writing Editor 2 バージョンアップ・ダウンロード版】
価格:3800円(税別)

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