みなさん、こんにちは。いまは、週刊アスキーの吉田でございます。さてさて、ワタクシは古くからのMacユーザーでありながら、普段使いのウェブブラウザーは『Google Chrome』です。
2つのGoogleアカウントを切り替えて使えるところ、マシンの乗り換え時に既存アカウントでログインするだけで以前の環境を復元できるところ、そしてマルチプラットフォーム対応しているところなどが気に入っている理由です。しかし、1つだけ不満がありました。それは、いまだに32ビットアプリだったこと。これが最新版のChrome 39で64ビット化を果たしたのです。
Chrome 38は32ビット。 |
Chrome 39は64ビット。 |
ちなみにOS Xは、10.6 Snow Leopardから従来の32ビットカーネルのほか64ビットカーネルを選べるようになり、10.8 Mountain Lionからは64ビットカーネルオンリーとなって現在に至ります。この影響を最も受けるのはデバイスドライバーでしたが、数年かけてOSが真の64ビット化を果たしたことでデバイスドライバーの64ビット化もほぼ完了し、メーカーのサポートが終了していなけば数年前の機器でも問題なく使えます。
Safariや『メール』などの純正アプリも64ビット化を果たしています。一般的にアプリが64ビット化することでメモリーを有効に使え、大量のデータを効率的に扱えるなどのメリットがあります。
実際のメリットは使い倒さないとわからないですが、これまではChromeでタブを多数開いた場合に操作やページの読み込みがが遅くなるという症状があり、最悪の場合はアプリがクラッシュしていました。64ビット化によってこのあたりが改善されるものと思われます。
ちなみに互換性が気になる機能拡張ですが、愛用しているEvernote、Gmail、LastPass、Pocketなどは問題なく動きました。
iPhoneやiPadでウェブページを後で読みたいときに便利な『Pocket』。 |
ウェブページのクリップに重宝する『Evernote』。 |
パスワード管理に便利な『LastPass』。 |
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