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スマホひとつで香港で買い物も通信もできるプリペイドのおサイフSIM発売!

2014年11月05日 12時00分更新

 海外に行っても普段日本で使っているように、スマートフォンのおサイフ機能を使ってコンビニなどで買物したいもの。ついに香港で誰もが買える、おサイフ機能対応プリペイドSIMが販売になりました。

オクトパスカード
↑香港で小銭いらずのオクトパス。

 香港の非接触ICカード支払いシステムはオクトパス社(OCTOPUS、八達通)が『オクトパスカード』の名称で提供しています。地下鉄やバスなど交通機関はもちろん、ファーストフード店やスーパーなど利用できる場所は多数あります。そのオクトパスカードがプリペイドSIMに内蔵された製品が登場しました。

オクトパスカード
↑香港セブンイレブンのMVNOが販売。

 オクトパス機能を搭載するプリペイドSIMは香港のセブンイレブンが提供するMVNO『7-Connect』が提供。香港内にあるセブンイレブン全店舗で販売されています。なお親キャリアは香港最大手のCSLを利用。

オクトパスカード
↑SIMの台紙にOCTOPUSのロゴ入り。

 プリペイドSIMは専用のSIMとなり、台紙にはロゴがはいっています。売価は98香港ドル。SIMをスマートフォンに入れて開通すると、まずは58香港ドルが自動的に減額されて一か月300MBのプランに自動加入となります。1カ月以降は1日、1週間、1月など別のデータパッケージに自由に加入可能。SIMの有効期限は180日(料金追加で延長可能)。

オクトパスカード
↑対応機種はソニー、サムスン、LGなど。

 このオクトパスSIMを使うためには対応機種を用意する必要があります。対応機種は親キャリアCSLのウェブサイトに出ているのでそちらで確認してください。対応機種は毎月追加されています。またソニーの製品が一番多いのですが、ここに出ていない機種でも使えるものもあるので自分で試してみてください。なお使えない機種の場合は、この後でアプリを入れてもアプリ上から残高が確認できません。

オクトパスカード
↑SIMを入れて開通。

 使い方は簡単。SIMを入れてAPN(mobile)が正しければすぐに電波を掴みデータ通信できるはず。通信しないときはどこかに一回通話すれば開通します。すぐにSMSで有効期限と残高が通知されるはず。残高確認は「*122*1#」へ発信すれば、すぐにSMSで通知されます。

オクトパスカード
↑オクトパスのアプリを入れて利用開始。

 次にGoogle PlayからOctopusのアプリをダウンロードします。アプリの画面から“Tap to show detail”をタップするとオクトパスの残高が表示されます。この時点ではゼロです。

オクトパスカード
↑コンビニや駅の窓口でお金を入れよう。

 お金を入れないと使えませんから、コンビニか駅の窓口で入金します。なおスマートフォンのNFC機能をONにすることを忘れずに。駅ならお金とスマートフォンを渡し、コンビニはお金を払いながら自分でオクトパスのカードリーダーにスマートフォンの背面をタップします。なお入金は50香港ドル単位で可能。

オクトパスカード
↑駅の残高確認機も利用可能。

 地下鉄の駅などには残高&明細確認機もありますがそちらも利用できます。とはいえアプリでどちらも確認できるので使う必要はないでしょう。

オクトパスカード
↑地下鉄に乗るのも問題なし。

 あとは日本でおサイフ機能を使う時と同様、電車やバスに乗ったりコンビニやファーストフード店での支払いに利用できます。なおスマートフォンの電源が入っていないと利用できないのでその点は注意が必要です。

オクトパスカード
↑WiFiも無料で利用できる。

 さてプリペイドSIMで利用できる無料データは300MB。1か月後は“1日1.2GB/18香港ドル”、“3日2GB/38香港ドル”、“7日3GB/68香港ドル”などのパッケージを自分で選びます。特に最初の300MBはちょっと足りないかもしれませんし、7日で3GBも不安な場合もあるかも。でもCSLが提供する無料WiFiも使えるので、ファーストフード店などではそちらを使うのがいいかもしれません。ホットスポットの場所はこちらで検索できます。

オクトパスカード
↑“*777”に電話してパスワードを設定。

 CSLのWiFiを使うためには“*777”に電話して自動応答に応えてパスワードを設定する必要があります。*777に通話→1を押して英語→1を押してパスワード新規設定→自分で選んだ6桁の数字を入力→もう一度同じ数字を入力。これで自動的に電話が切れ、しばらくすると設定完了のSMSが届きます。あとはカフェなどでSSID“CSL”に接続、ログイン画面がブラウザで開くので“Prepaid SIM Car”を選びSIMの電話番号と自分で設定した6桁のパスワードを入力して接続します。

オクトパスカード
↑WiFiはSIMには依存せず。

 なおログアウトしてから他のスマートフォンで再度ログインすることができました。CSL WiFiの利用にはSIMカードの有無は無関係なようです。但しログアウト操作を行わないと他の端末でログインできないので注意。

オクトパスカード
↑香港でおサイフとLTEを活用できる。

 香港ではICカードタイプのオクトパスカードが簡単に購入できるのですでに持っている人も多いかもしれません。ですがプリペイドSIMとオクトパスカードが一体化すれば、スマートフォンを持つだけで香港内で自在に移動したり買物できるのも便利なものです。LTEにも対応し高速データ通信も可能なこのプリペイドSIM、香港に来る人はぜひ入手したいものですね。

●関連サイト
オクトパスSIM対応スマホ
CSL-WiFi
電脳中心買物隊(CSL)オクトパスICチップ搭載プリペイドSIMカード「7-Connect」◆期間限定◆

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

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