結局、“週刊アイコン”という名前での週刊化は実現できませんでしたが、ともかく週刊化への切符を掴んだのでした。
そしてアイコンの魂を引き継ぐべく、あえて一般誌週刊アスキーの通巻番号は引き継がず、アイコンの通巻番号を引き継いだところもカッコイイです。
とはいえ、もう失敗が許されない段階で舵を任されたF岡さんのプレッシャーは相当だったと思います。
しかし、そこから怒涛の快進撃が始まります!
まずはアイコン時代のテッパン企画を次々に投入。“Window95のコツ1000”、“MS Officeのコツ1000”など、超大増量のTips特集で読者の心をガッチリキャッチ。
正直、シャクライが編集部にいた頃は、“100の疑問”でも「けっこう大変だなぁ」とか思っていたのに、1000って当時のスタッフの苦労を思うと……。
さらにその後、カオスチームも参加した秋葉原での創刊イベントなども開催。新生週アスはF岡さんカラー全開で、一般誌だった週アスのイメージを完全に払拭し、パソコン誌週アスとして完全復活したのでした。
しかし、ひとまず軌道に乗ったにも関わらず、そんなものでは満足しないのがF岡さん。さらにそれまでの特集スタイルを大幅に変更し、部数倍増の勝負に打って出ます!
F岡さんは「失敗したら潰れてもしょうがない」ほどの覚悟で臨んだリニューアルだったそうですが、アカザーさんを含む当時の現場スタッフは誰もそこまでの覚悟で臨んでいたとは思っていなかったそうです。そしてこの大勝負にも勝利!
そして、その後1000号以上も続く週刊誌として現在にいたるわけです。ここで、そんな敏腕編集長のF岡さんからカオスチームにあるアドバイスが!
「読者はゲスさを求めてる!」。なんとも刺激的な言葉ですが、“ゲスさ”であって“下品”ではない。それは言い換えれば“悪口”ではなく“毒舌”というような、そこにちょっとしたユーモアのセンスがあるかないかが、とても重要なのだそうです。
と、最後の最後でF岡魂を注入され、会は無事終了。
そんな感慨深い言葉を胸に、今までどおりカオスチームはゲスく頑張っていきます!これからも皆さまの応援をよろしくお願いします。
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