発売されたばかりの気になる書籍をご紹介。今週は『社会をつくれなかったこの国がそれでもソーシャルであるための柳田國男入門』、『月を盗んだ男』、『NHK ニッポン戦後サブカルチャー史』の3冊です。
社会をつくれなかったこの国がそれでもソーシャルであるための柳田國男入門
著 大塚英志
角川EPUB選書
1620円
日本で“ソーシャル”が“社会的”を意味しないのは、社会をつくり損なったからである。つながりや絆が求められる現在、柳田國男の民俗学を“社会をつくるツール”として読み解く。
月を盗んだ男
著 ベン・メズリック
東京創元社
1944円
NASAジョンソン宇宙センターから月の石を盗み出したのは、恋人に月を贈ると約束した研修生だった。2002年に起きた事件を本人の手紙、FBIとの駆け引きとともに再現。
NHK ニッポン戦後サブカルチャー史
編著 宮沢章夫、NHK「ニッポン戦後サブカルチャー史」制作班
NHK出版
1944円
サブカルチャーとは、中心、上位、正しいものからの逸脱である。戦後から映画、音楽、マンガの歴史を横断。本書の半分を占める『サブカルチャー詳細年表』が圧巻。
※本記事は週刊アスキー11/11号(10月28日発売)の記事を転載したものです。
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