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CerevoのLiveShell PROで巨大イベントのYouTube Liveロケ放送やってみた

2014年10月21日 14時00分更新

 2014年10月7日から11日に幕張メッセで行なわれたCEATEC JAPAN2014。翌週に週アスの大きなマイルストーンというべき創刊1000号発売を迎える週刊アスキーもブースを構えたのは既報のとおり。『日刊アスキー CEATECニュース2014』として毎日、ASCIIブース内特設スタジオから盛り上がるCEATEC会場から、生放送を行ないました。

 振り返れば、週刊アスキーの生放送チームはこれまで、USTREAM、ニコニコ生放送と配信実績を積んで来たわけですが、今年も新しいことに挑戦したい!ということで初となる「YouTube Live」での生放送を決めました。
 ブース内からの定点配信は事前テストもうまくいき万全の体制でしたが、悩んだのが例年初日と2日目に実施している”歩きながらの放送”でした。

LiveShell PRO

 CEATECニュースの目玉企画のひとつ「週アス的注目ブース突撃生中継」では、各ブースを歩き回りながらのぶらり生中継、つまりPCは使えない中継。例年のUstreamやニコニコ生放送はPCレス配信ができるセレボの『LiveShell』を使ってきましたが、実はエントリー機のLiveShellではYouTube Live配信はできないんですね。

 ということで今回、セレボさんの協力で投入した機材が、HD画質対応のプロユース向けライブ配信機器『LiveShell PRO』です。YouTube Liveにも使え、映像は720p(LiveShellは480p)対応、さらに回線が許せば最大10Mbpsまで対応します。YouTubeLive自体がアーティストのライブなどプロユース向けの仕様になっており、気軽に高画質配信ができるのが特徴で、相性もばっちり。これで価格は5万6000円ほどです。
 装備はビデオカメラからHDMIケーブルでLiveShell PROを接続、通信はUQ WiMAX2のモバイルルーターを利用しました。

LiveShell PRO

 今回は会場がCEATECという特殊イベントであり、さらに場内の通信機器が非常に多く、通信する電波がやや不安定な場所からの配信になったため、480p(854×480ドット)での配信でした。

 これがどうなったかは実際の動画を見ていただくのが一番ですが、画質は簡易生放送としては十分なレベル。平均ビットレートはあえて低めの800kbpsに設定。この設定はDashboard上でリアルタイムに遠隔変更が可能です。
 この仕様は、カメラマンが移動する生中継では有利に働きます。カメラマンから離れた特設スタジオ内から映像を見ながら、少し帯域が狭いなと感じたら柔軟に設定変更が反映できます。
 また操作はウェブブラウザーからアクセスして、DashboardでYouTubeLiveと連携するカタチ。通常の配信のようにYouTubeのメニューからコントロール操作も必要ありません。今回はブースに置かれたPCのブラウザーでDashboardにアクセスして、遠隔で配信操作しましたが、スマートフォンやタブレットからでも行なうことができるので、歩き配信の最中でも配信者が簡単に操作できます。

LiveShell PRO

 バッテリーは公称3時間もち、今回も約1時間の配信でバッテリーの減りはまったく問題なし。
 実際の突撃生中継の様子はこちらからどうぞ。iPhoneや一部のAndroid端末では、音声再生ができない症状があるため、PCから視聴してみてください。

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LiveShell PRO

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