新しいiPhoneが出たり、通信規格がアップグレードされたりすると、週アスではこれでもかとスピードテストを回している。速度規制バッチコイな勢いで回しており、なんかまた詳細なマップを作成しているらしい。そんな折り、筆者はiOS 8→東京ゲームショウ2014→iPhone 6→なんかいろいろ→NTTドコモ秋・冬モデル発表会のコンボで疲弊していたので、iPhone 6のレビューソースを集めるがてら、箱根にきていた。そんなことをぽろっとツイートしたところ、編集氏から電話である。
↑芦ノ湖でタイムラプスのデータを取っていたところ、電話があったので受話したところ「スピードテストするまでそこから動くな」と脅されたときの写真である。すっかり電話を携帯することが当たり前になったが、この逃げ道の無さっぷりはなんともだ。ちなみにASCII.jpでのiPhone 6レビュー用ソース集めだった。 |
「旅行に行ったら、スピードテストというのは法律で決まっています」。同行者の端末も含めて3キャリアがそろっていたので、箱根各所でスピードテストを計測した。計測地は宿泊していた宮ノ下温泉をはじめとして、芦ノ湖、道の駅・箱根峠、大涌谷周辺(駐車場前、売店前、石碑前)、仙石原すすき草原、御殿場・乙女駐車場、足柄PAの9ヵ所。なお箱根湯本駅がないのは、通過したあとに電話があったからだ。
↑大涌谷・かながわ景勝50選石碑前でも計測。自撮り棒を積極運用する外国人観光客がすごく多かった。 |
↑だいたい星印の地点で計測しました。 |
下記表はRBB TODAY SPEED TESTを5回計測しての平均値。比較データとして編集部から送られてきた都内各所のスピードテストのスコアも合わせて掲載している。共通点としてはSoftBankの好成績が目立つことだろうか。
【←箱根(郊外)】vs.【東京近郊(都内)→】速度比較
大涌谷駐車場400メートル前(よく渋滞が起きるので計測した)では圏外だったが、そこ以外では問題のないスコアーを出していた。宮ノ下温泉でのスコアーがとくに高く、同行者が「ブロードバンド状態だー!」と元気よく通信量を使用していたのが印象深い。
次にドコモ。爆速ではないがSNSをダラダラ見るには問題のないケースが多かった。ただ箱根峠ではギリギリLTE、乙女駐車場では3Gになった点が気になる。このあたり各キャリアのアンテナが増えてきたことで、ひと昔前とはだいぶイメージが変わる部分といえるだろうか。といっても圏外ではないので、よほどデカいデータをやり取りしたいときでもない限り、困るものではないのだが。
最後にau。大涌谷では好成績で、他でも可もなく不可もなくな通信状況だった。これは都内での計測データと似た傾向であり、トップスピードはでないが、ストレスの感じない速度になりやすいといった路線が見えてくる。現状のアプリでは下り10~20Mbps、上り5~8Mbpsほど出ていればストレスを感じにくいので、どこでもそこそこは正解かもしれない。
↑道の駅・箱根峠でのドコモのスコアの低さは意外。なおRBB TODAY SPEED TEST中はヒマだったので、写真を撮って待っていた。
↑使用した端末はiPhone 6とiPhone 6 Plus。サイズは異なるがアンテナ性能に差はない模様。ソフトバンクとドコモはiPhone 6、auはiPhone 6 Plusの構成で計測した。 |
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