2014年10月16日、Facebookが新機能“災害時情報センター”を発表した。Facebookが世界中で使える機能を米国外で発表するのは初めて。
自然災害が発生したとき“自分の無事を報告”ボタンを押すと、Facebookでつながっている友達や家族に自分が無事であると報告できる。被災地にいる知人の安否確認、および他人の安否報告も可能。
記者発表会にはFacebook創業者マーク・ザッカーバーグCEOも登壇し、新機能は「日本での経験がインスピレーションになっている」と述べた。
「東日本大地震の際、Facebookで友達の安否確認をした人は多かった。家族が安全かどうかを知りたいのが人間心理。先日、サンフランシスコで地震があったときもまずFacebookで安否確認をした」(マーク・ザッカーバーグCEO)
Facebookでは2012年2月に安否情報を投稿するための“災害用伝言板”機能を試験導入し、合計75万人以上が使用している。
また災害時情報センターとはやや方向性が異なるが、Facebookでは今後10年で110番や119番のように緊急回線に近い発想で、基本的なサービスを可能な領域から無料開放し、社会のインフラ化に力を注いでいく方針を示した。
「本当に大変なとき役に立つサービスを開発できるのはうれしいし、東京で発表できるのもうれしいこと」(マーク・ザッカーバーグCEO)
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