今、話題の“ユーグレナ”ってご存知ですか?
かねてより健康素材として注目を集めていたユーグレナですが、最近コンビニのオリジナルスイーツやベーカリーにも登場したりと、食品全般にユーグレナブームが広がっています。
ユーグレナの和名は驚くなかれ、ミドリムシ。そう、ムシを使った食べ物がトレンドなのです。
ユーグレナ=ミドリムシ
ミドリムシです。 |
理科の授業でその名を聞いたことがあるかもしれません、まずはミドリムシについてあらためておさらい。
ミドリムシは約0.05ミリという単細胞の微生物で、光合成を行なうためワカメや昆布と同じように植物の藻の一種と言われます。
「では、カメムシやコガネムシのような虫ではないんだ」とほっとしたあなた。しかし、ミドリムシはムシだけにやはり自主的に動くのです。ウィキペディアをみると、「鞭毛運動をする動物的性質をもちながら、同時に植物として葉緑体を持ち光合成を行うため、“単細胞生物は動物/植物の区別が難しい”」とあります。つまり、動物と植物の両方の特徴を併せ持つということですね。
どこかで見たことがあるようなオタマジャクシの形状……。 |
今なぜミドリムシが話題かというと、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など栄養素が非常に豊富なため。ミドリムシに含まれている栄養素はなんと59種類もあり、栄養素が不足しがちな現代人の食生活において、心強い素材となるからです。おまけに、ミドリムシの栄養は吸収率が高いという、うれしい性質もあるそうです。
ムシというと少し怖気づいてしまいますが、サプリメントにしても優秀なミドリムシを、健康に気をつかっている人であれば取り入れない手はないです。ちなみに“ユーグレナ”とはミドリムシの学名であり、“美しい”という意味があります。
ミドリムシを取り入れた食品を食べてみました
ということで今回はファミリーマートで販売中のユーグレナを使った食品を何点か集めてきました。ミドリムシの味はいかに。やはり苦いのでしょうか?
『スプーンで食べるスムージー ユーグレナ・グレープフルーツ&いちご』
上部にスムージーが乗ったファミリーマートのオリジナルスイーツ。価格は230円です
下部にあるゼリーは緑色です。スムージーはヨーグルト味で、中央部のいちごソースの酸味がキュッときます。緑色のゼリーの味はというと、グレープフルーツで風味に味付けされてて、渋い感じはしませんでした。おいしいです。甘みが控えめなので軽いスイーツを食べたいときに良いでしょう。
『ユーグレナ はちみつ&オーツ麦のデニッシュ』
お次はデニッシュ。価格は108円です。
生地は全体的にうっすら緑色がかかっています。ミドリムシの発色効果が高いのでしょうか。おそるおそる食べてみましたが、特に苦みなどは感じず、普通においしいパンでした。
『ユーグレナ&ヨーグルト葉酸プラス』
以前から評判が良かったユーグレナヨーグルトがリニューアルしたようです。132円。
見た目は緑色ですが、通常のヨーグルトとなんら変わりがありません。キウイ果肉が入っているためか少し渋めの酸味があります。
『ユーグレナ&抹茶オレプリン』
最後に食べたユーグレナを使用した抹茶オレプリン。ワタシとしては最もミドリムシらしさを感じたのはこれ。価格は132円。
抹茶のミドリムシの色が合わさってか濃厚な緑色。味は抹茶の味なのですが、渋みが深くおいしいのです。ミドリムシの味わいというのはハッキリとはわかりませんが、やはり藻に近いようなので少し苦みがあると思います。ミドリムシの風味が抹茶と調和することで生きているように感じます。
結論を言うと、販売中のユーグレナを使った食品の味は、ミドリムシのイメージに反してあまり主張するような苦みなどはないようです。多少渋みがあるのかも、といった感じです。
ムシというと抵抗がある人もいるかもしれませんが、味は悪くなく栄養価が高いので、一度試してみることをおススメします。ミドリムシで健康になりましょう!
※画像引用 ミドリムシ - Wikipedia
■関連サイト
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ミドリムシ - Wikipedia
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