iPhone 6の発売がいよいよ目前と迫ったが、今回はアップル直営店およびオンラインストア限定とはいえ、最初からSIMフリー版が発売されるという。中でも旗艦店である銀座店ではなく、表参道店に多くの在庫が集中するという情報が入った。そこでいち早くSIMフリー版を入手するべく、Apple Store表参道店の行列に参加した。
■9/18(木)13:00ごろ
表参道店に到着!通常営業中なので、特に店内の変化はない。この後夜にかけて一気に準備が進められるのだろうか。
表参道店前には、すでに長蛇の列!ざっと見通しても行列の終点が見えない。まさかここまで並ぶ人が多いとは予想外。
表参道の交差点まで来た、まだ列は途切れない。結局筆者は100人目前後だった。
地図で見るとこの辺り。かなり緩い列のため、およそ200メートルに達している。
■9/18(木)16:30ごろ
今回、とにかく中国語が随所で飛び交っている。中国での販売が遅れたため、いち早くSIMフリー版を入手したいということなのだろうか?
16時半現在、行列の終点はこの辺り。人数はおよそ200人前後となっている。かなりの数が入荷しそうだとのことだが、一人当たりの台数制限をしないと足りなくなってしまうのではなかろうかと心配。
これから夜にかけてもっと人が増えることを考えると、朝来て出社前に購入するというエクストリーム出社は難しそう。しかし、午前休を取れば案外なんとかなるかも?
このあとも引き続き、深夜の様子もお届けしていきます!
■9/18(木)20:30ごろ
実は、20時すぎからアップルストアの店員が行列を回り始めた。話を聞いてみると、今何人で並んでいて、この先人は増えないかを確認している。
これは安売りや初売りに並んだことがあれば経験した人も多いだろうが、列に後から後から仲間が横入りしてくるケースがある。後ろに並んでいる人にしてみればたまった話ではなく、トラブルになることもしばしば。今回も実際に、筆者の周りで集団で横入りしている姿を何度も見た。そこで、そういった横入り行為があれば、店員に伝えてほしいとのことだった。
確かに行列は自発的なものだが、深夜に警備員を出してまで整理し、長大な行列を報道させて宣伝に利用しているのはほかならぬアップルストアだろう。並ばれるのが迷惑なら、早々に整理券を出してしまえば列も解散するし横入りもできないものを、購入できない人が出るほど列を作らせているのもアップルストアなのだ。それを知らぬ存ぜぬと言うのでは、建前としても少々非情ではなかろうか。
前述したように、今回はSIMフリー版iPhoneの発売で、どう見ても転売目的ではないかというような人たちがかなり多く見かけられる。こうした人たちは集団で来るため、何かあっても声を上げにくい場合も多い。もしトラブルが起きて苦情や通報があれば、警察によって行列が解散させられる恐れもあり、せっかくのイベントに水を差す結果になりかねない。その前に客と店が一体になって、不正やトラブルを未然に排除するのが最も望ましいはずだ。店と客は互いがそういった関係にあることを理解し、リスペクトしあうようになってほしい。
■9/18(木)21時ごろ
閉店した表参道店の中で、黒い幕を張る作業が始まった。全面ガラス張りの表参道店だが、急遽内装を変えるなどの作業が行われるのだろう。11時間後(12時間?)に迫った発売に期待がかかる。
■9/18(木)22:30ごろ
ところで、21時過ぎの段階で行列は南青山二丁目の交差点に達していた。現在はさらにその先まで列が進んでおり、全体では500~600人を超えていそうだ。台数的に全員に希望分が行き渡るか、かなり厳しい状況だが、果たして明日の発売までにどこまで列は伸びていくのだろうか。
■9/19(金) 00:00~04:30ごろ
深夜は大きな混乱もなく、各自思い思いに体を休めていた。正月に比べるとずいぶん過ごしやすいが、今夜は気温が20度を切り、また風もやや強かったため、長袖の上着や毛布を持っていなければかなり肌寒く感じられた。
4時半過ぎ、店内を取り囲んでいた黒幕が下げられると、中はiPhone 6一色に。発売目前にして初めて、日本のユーザーの前にその姿を現した。
サイズは流出したモックアップなどからわかってはいたものの、実物を見るとディスプレイの大きさがやはり目を引く。
ちなみにこれが昨夜までの壁面ディスプレー。背景の違いひとつで店内の雰囲気もガラリと変わるものだと感心。
●関連サイト
Apple Store表参道
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