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約1万円の“Android One”採用スマホがインドで販売 “L”へのアプデも予定

2014年09月16日 11時15分更新

 Googleは開発者会議“GoogleI/O 2014”で発表した新興国向けリファレンスモデル“Android One”の展開をインドで正式にスタートしました。

Android One

 今回は半導体メーカーのMediaTekの協力のもと、Micromax、Karbonn、Spiceの3社の端末をリリース。それぞれ、最新のAndroid4.4.4(KitKat)がGoogleから提供され、さらに一部端末は“今年後半リリース”とされる“Android L”にアップデートされる見通しです。端末価格は6399ルピー(1万1000円前後)からとなっており、現地の小売店を通して販売されます。

Canvas A1(Micromax)

Android One

●おもなスペック
OS:Android4.4.4
通信:3G、GSM、WiFi、Bluetooth4.0
ディスプレー:4.5インチ液晶(480×854ドット、218dpi)
CPU:MT6582(1.3GHz、クアッドコア)
メモリー(RAM):1GB
内蔵ストレージ:4GB(マイクロSDHCカード対応)
カメラ:500万画素(インカメラ200万画素)
バッテリー:1700mAh(取り外し可能)
サイズ/重量:67(W)×9(D)×132(H)mm/136g

Sparkle V(Karbonn)

Android One

●おもなスペック
OS:Android4.4.4
通信:3G、GSM、WiFi、Bluetooth
ディスプレー:4.5インチ液晶(480×854ドット、218dpi)
CPU:MT6582(1.3GHz、クアッドコア)
メモリー(RAM):1GB
内蔵ストレージ:4GB(マイクロSDHCカード対応)
カメラ:500万画素(インカメラ200万画素)
バッテリー:1700mAh(取り外し可能)
サイズ/重量:66(W)×10.4(D)×113(H)mm/138g

Dream UNO Mi-498(Spice)

Android One

●おもなスペック
OS:Android4.4.4
通信:3G、GSM、WiFi、Bluetooth
ディスプレー:4.5インチ液晶(480×854ドット、218dpi)
CPU:MT6582(1.3GHz、クアッドコア)
メモリー(RAM):1GB
内蔵ストレージ:4GB(マイクロSDHCカード対応)
カメラ:500万画素(インカメラ200万画素)
バッテリー:1700mAh(取り外し可能)
サイズ/重量:67(W)×9.15(D)×132(H)mm/不明

 同社はAndroid Oneについて、インドをはじめフィリピンやインドネシアの人たちが抱える以下の3つの問題を解消するために提供するとしています。

1. 多くの人は高価な端末に手が届かない
2. 最新のAndroid OSならびにアプリを使えていない(古い、もしくはアップデートが提供されていない)
3. 4G LTE/3Gが提供されているエリアでも、データプランが効果で利用できる人が少ない

 そのため、今回はAndroid One採用端末のほかに、現地通信事業者・パーティ・エアテルの“Airtel”ブランドSIMとの組み合わせによる優遇施策も発表。ソフトウェアアップデート利用限定のパケット使用料6ヵ月間無料、特定のGoogle Play上のアプリのダウンロードぶんパケット無料(月200MBまで)となります。

 Android Oneプログラムは、今年末までにインドネシア、フィリピン、バングラディッシュ、ネパール、パキスタン、スリランカで適用予定。さらに2015年にも拡大していく計画です。

 また、Acer、アルカテル、ASUS、HTC、Intex、Lava、レノボ、パナソニック、Xolo、そしてクアルコムがパートナーとして賛同しています。日本での展開、という点で考えると直接的には関係なさそうですが、安価かつ最新のスマホが増えることにより思わぬ形でAndroidやアプリマーケットの発展が起きるかもしれません。

 Android OneやFirefox OS搭載の25ドルスマホに代表されるような新興国向けの展開を“Next Billion(次の10億人へ)”とよく表現されますが、Googleの公式ブログのタイトルは“For the next five billion”となっており、通常より“5倍”の自信があるのかもしれません。

●関連サイト
Google公式ブログ 該当ポスト(英文)

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