『Apple WATCH』、『Apple WATCH EDITION』の2モデルの液晶に搭載された、最強と言われている“サファイアガラス”(iPhone6、iPhone 6 Plusのカメラカバーと指紋センサー部分に採用されている)とは、どんなガラスなのか調べてみました。
サファイアを人工的に巨大結晶に成長させたものが“サファイアガラス(単結晶サファイア)”です。
サファイアガラスは高級腕時計や信号機、航空宇宙、医療、工業材料など幅広い分野で使われているガラスで、耐摩擦性にも非常に優れた素材なのでキズ防止用に幅広く採用されています。
通常のガラスの融点が1200度くらいに比べて、サファイアガラスの融点は2000度、強度は普通のガラスの5倍以上。硬度を示す『モース硬度』でみると、人間の爪がだいたい2~4なのに対して、ナイフの刃が5、ダイヤモンドが10、サファイアガラスが9と、数値で見ても強さがわかります。
サファイアより硬い物質はダイヤモンド、窒化ホウ素、炭化ケイ素くらいしかないのでいつもそういったものをApple WATCHといっしょに持ち歩かない限りは、画面にキズがつくことを恐れなくてよくなりますね。
さらに、天然サファイアと違ってサファイアガラスに加工したものは不純物のない無色透明なので、写真や動画も明るく表示してくれます。
最近、液晶保護ガラスが主流になって来ましたが、よく見かける硬度9Hというガラスフィルムは2000円~4000円前後が主流ですが、サファイアガラスを採用したフィルム(アスキーストア)は倍くらいの7560円(税込み)。少し高価なガラスフィルムですが、現在iPhone5s、5c、5を使っている方もこれで最強のガラスApple WATCHと同様のディスプレーにできちゃいますね。
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