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19.5インチでも片手で持てるテーブルトップPC『HORIZON 2s』レビュー:IFA2014

2014年09月05日 14時30分更新

 IFA 2014会場で行なわれたレノボの記者発表会で、19.5インチ液晶を搭載したポータブルテーブルトップPCの新製品『Lenovo HORIZON 2s』をじっくり触ってきたので紹介したい。

Lenovo HORIZON 2s

Lenovo HORIZON 2s

 Lenovo HORIZON 2s(以下、HORIZON 2s)は、27インチ液晶搭載のテーブルトップPC『Lenovo HORIZON 2』の兄弟機種だ。最大の特徴となるのは、ポータブルテーブルトップPCとして世界最薄最軽量を実現している点。

 19.5インチのフルHD液晶を搭載し、PCシステムを内蔵しながら、高さはわずか15ミリで重量も2.5キロしかない。重量は17インチクラスのノートPCと同等レベルで、実際に手にしても軽々持ち運べると感じた。

Lenovo HORIZON 2s
↑下部側面から見た状態。高さはわずか15ミリしかなく、テーブルトップPCとして世界最薄を実現している。
Lenovo HORIZON 2s
↑重量は2.5キロと17インチクラスのノートPCとほぼ同じ重さ。このように軽々と持てる。
Lenovo HORIZON 2s
↑背面の様子。水平に置いて使えるように、上部にゴム足が付いている。
Lenovo HORIZON 2s
↑背面下部には開閉式のスタンドを備える。
Lenovo HORIZON 2s
↑スタンドを開けば自立して置ける。ただし、液晶面の角度調節はほぼできない。

 本体は、背面のスタンドを開いて立てて置いて使ったり、スタンドを閉じてテーブル状に水平に置いて使うだけでなく、オプションの『チャージングスタンド』に設置して利用することも可能。

 チャージングスタンドに設置すれば、内蔵バッテリーの充電が行なえるだけでなく、一般的なオールインワンPCのような形状となる。ワイヤレスキーボードとマウスは付属するので、チャージングスタンドを用意すればまさにデスクトップPCそのものとして利用可能となるわけだ。

Lenovo HORIZON 2s
↑オプションの『チャージングスタンド』。HORIZON 2sを設置すると、内蔵バッテリーの充電が行なえる。
Lenovo HORIZON 2s
↑このように、本体をスタンドに立てかけるように設置する。
Lenovo HORIZON 2s
↑付属のキーボードとマウスを手前に置けば、まさにオールインワンPCそのものだ。
Lenovo HORIZON 2s
↑左側面にはヘッドホン出力やUSB 3.0、電源コネクタなどがある。
Lenovo HORIZON 2s
↑右側面には電源ボタン、ボリュームボタン、SDカードスロットを用意。

 液晶はIPSパネルを採用しているため、水平に置いても発色や視認性が低下することはなかった。また、テーブルトップPCオリジナルのタッチUIも軽快に操作でき、写真の閲覧や整理などもタッチだけでスイスイ行なえた。

 さらに従来モデルにも付属している、オリジナルゲームで利用するサイコロ“e-Dice”やジョイスティックも付属しているので家族で楽しめそうだ。ただし、液晶サイズが19.5インチとHORIZON 2よりも小さくなったので、サイコロは画面外に簡単に落ちそうだった。

Lenovo HORIZON 2s
↑テーブルトップPCオリジナルUIでタッチ操作も軽快。直感的なタッチ操作はかなり気持ちがいい。
Lenovo HORIZON 2s
↑オリジナルゲーム用のサイコロやジョイスティックも付属。家族でゲームを楽しめるのもうれしい。

 CPUは第4世代Coreプロセッサで、メモリは最大8GB、ストレージは最大500GBのSSHDを選択可能。無線機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANとBluetooth 4.0、NFCを搭載。HORIZON 2sの発売時期は2014年9月を予定しており、価格は849ドル(約8万9400円)からとのこと。日本での発売については未定だ。

 ところで、発表会では言及がなかったものの、HORIZONシリーズのもう1機種の新モデル『Lenovo HORIZON 2e』も展示されていたので、そちらも紹介しておこう。

Lenovo HORIZON 2e

Lenovo HORIZON 2e

 こちらは高さが28ミリ、重量が4.5キロと、HORIZON 2sに比べると厚くて重いが、21.5インチフルHD液晶を採用しており、従来モデルよりは圧倒的にコンパクトかつ軽量ボディーとなっている。

 厚さと重量がある反面、外部GPUとしてGeForce GT 820Aを搭載することもあり、CPU内蔵グラフィックス機能を利用するHORIZON 2sと比べて3D描画性能は優れると言えそうだ。

 CPUは第4世代Coreプロセッサ、メモリは最大8GB、最大1TBのSSHDを採用。無線機能は802.11a/b/g/n /ac準拠の無線LANとBluetooth 4.0に対応。もちろん、サイコロやジョイスティックも付属する。発売時期は2014年9月を予定。価格は749ドル(約7万8900円)からとHORIZON 2sよりも安価な点も魅力のひとつと言えるだろう。

Lenovo HORIZON 2e
↑上部から見た状態。高さは28ミリと、HORIZON 2sに比べるとかなり厚い。
Lenovo HORIZON 2e
↑重量は4.5キロあり、片手で支えるのは一苦労と感じる。
Lenovo HORIZON 2e
↑裏面のスタンドはコの字状の開閉式スタンドとなっている。
Lenovo HORIZON 2e
↑スタンドを閉じることで、液晶面を水平にしてテーブル上で利用可能となる。
Lenovo HORIZON 2e
↑左側面には、SDカードスロット、ヘッドホン出力、USB 3.0×3、HDMI出力などを用意。
Lenovo HORIZON 2e
↑右側面には、電源ボタンとボリュームボタンを配置している。

●関連サイト
レノボ

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