週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

Haswell-E対応のX99マザーボード全23機種まとめ

2014年08月30日 08時15分更新

Intel X99 Express搭載マザーボード
Intel X99 Express搭載マザーボード

 インテルのデスクトップ向け次世代ハイエンドCPU“Haswell-E”こと、Core i7-5000シリーズに対応する、Intel X99 Expressチップセット搭載マザーボードが各メーカーより発表された。ハイエンドプラットフォームらしく、価格は2万7000~6万円前後と高価な価格帯だが、メインストリームにはない個性の強い製品を数多くラインアップする。本稿では現在情報が確認されている4メーカーの全23機種をメーカーごとにその大まかな特徴をまとめてみたので参考にしてほしい。

★ASUS編

 ラインアップは2モデルと少ないだが、IEEE802.11acの3×3(理論値1300Mbps)の無線モジュールをオンボードで備える点が強烈な魅力。また、LGA2011-3ソケットは独自仕様で通常よりもピンが多い。同社によれば、そのためオーバークロック時に電圧をより高く上げられるという。M.2スロットはCPU直結のPCIエクスプレス(以下、PCI-E)3.0×4接続となる。

X99-DELUXE
●実売価格 5万円前後

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑スタンダードモデルのハイエンドな位置付けのATXマザー。M.2スロットはマザーに対して垂直に挿す。なお、M.2スロットを備えるPCI-E3.0×4接続の拡張ボードも付属する。

RAMPAGE V EXTREME
●予想実売価格 6万円前後
(9月上旬発売予定)

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑液体窒素冷却モードがあるOC向けのATXマザー。X99-DELUXEと同様、3×3対応の11ac無線LANモジュールを備える。

X99-A
●予想実売価格 3万5000円前後
(9月下旬発売予定)

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑同社のエントリーATXモデル。PCI-E3.0×16スロットは3基と上位に比べて少ないが、メモリースロットはしっかり8本装備。

★MSI編

 X99マザーボードはZ97マザーボードと異なり、PCI-E3.0×4(32Gbps)対応のM.2スロット対応機種が多い。それはCPU接続のPCI-Eレーンを使っているからだが、MSI製品のモデルはX99チップセット側にも配線され、BIOSで切り替えればPCI-E2.0×2(10Gbps)やSATA3(6Gbps)でも接続できるという。これは、最大40レーン使えるHaswell-Eで3wayなどのマルチGPU動作時など、PCI-E3.0レーンがひっ迫するような状況ではありがたい仕様だ。

X99S GAMING9 AC
●予想実売価格 5万1700円前後
(10月以降発売予定)

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑AVerMedia製の“STREAMING ENGINE”チップを搭載し、CPUなどの負担を減らしてゲーム配信が可能。配信ソフト『XSplit』の2年ぶんのライセンスが付属する。マザーサイズはE-ATX。

X99S GAMING7
●実売価格 3万2200円前後

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑“STREAMING ENGINE”チップは非搭載だが、『XSplit』の半年ぶんのライセンスが付属するゲーミングシリーズのATXモデル。

X99S SLI PLUS
●実売価格 2万6800円前後

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑DDR4メモリースロットを8基備えながら、2万円台とお手ごろなATXモデル。少しでも安く自作したいユーザーにオススメ。

X99S XPOWER AC
●予想実売価格 4万8400円前後
(9月6日発売予定)

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑液体窒素冷却用のバックプレートや殻割用ののダイ・ガードが付属するOC向けのE-ATXモデル。

X99S MPOWER
●予想実売価格 2万7000円~3万2400円前後
(10月以降発売予定)

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑OC向けモデルの下位モデルでサイズはATX。無線LANモジュールなどが省かれている。

★ギガバイト編

 BIOSファイルが入ったUSBメモリーを挿せば、CPUやメモリーがなくてもBIOSが更新できる“Q-Flash Plus”機能を全機種に搭載。M.2スロットはGA-X99-SOC Force以外は、最大10Gbps接続となる。なお、M.2スロットは2基備え、WiFiモデルでは11ac&Bluetooth4.0のコンボモジュールで使っている。また、バックパネルやオーディオ・ノイズガード、ヒートシンクなどが光るのも独自の仕様となる。

GA-X99-SOC Force
●予想実売価格 4万9500円前後
(9月上旬発売予定)

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑オンボードで多数のOC用ボタンを備える最上位。M.2スロットはPCI-E2.0×4接続(20GBps)に対応。

GA-X99-Gaming G1 WIFI
●実売価格 5万4000円前後

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑4wayのマルチGPUに対応するゲーミングPC自作向けのE-ATXマザー。Creative Sound Core3D Quad-Core Audio ProcessorやKiller E2200チップなどを搭載する。

GA-X99-Gaming 7 WIFI
●予想実売価格 4万円前後
(9月発売予定)
 

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑G1よりも1ランク落ちるものの、11ac無線LAN+Bluetooth4.0モジュールを備えるゲーミングシリーズの上位機種。マザーのサイズはE-ATXで、4wayマルチGPUに対応する。

GA-X99-Gaming 5
●実売価格 3万5000円前後

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑4wayマルチGPUに対応するゲーミングモデルのエントリーATX機。無線モジュールは付属しない。

GA-X99-UD7 WIFI
●予想実売価格 4万円前後
(9月発売予定)

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑スタンダードシリーズのハイエンド。11ac無線LAN+Bluetooth4.0モジュールを備え、4wayマルチGPUにも対応する。インテル製のデュアルギガビットLANを搭載。マザーサイズはE-ATX。

GA-X99-UD5 WIFI
●実売価格 3万7800円前後
 

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑GA-X99-UD7 WIFIの廉価モデルで、ヒートパイプの構成が異なる。

GA-X99-UD4
●実売価格 3万2000円前後

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑無線LANモジュールが付属しないオーソドックスなATX。ギガビットLANは1基。

GA-X99-UD3
●予想実売価格 3万円前後
(9月発売予定)

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑メモリースロットを4本に絞ったエントリーのATX機。

★ASRock編

 他社にはATXかE-ATXしかないが、マイクロATXをラインアップするのがユニーク。背の低いタワーPCケースで高性能PCを自作したいならASRockがオススメ。また、SATA Expressポートがないのも特徴。現状、対応デバイスがないため、現実的な割り切りだとも言える。

X99X Killer
●予想実売価格 3万9800円前後
(9月中旬発売予定)

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑Killer E2200やマウスのポーリングレートを125-1000Hzに変更できるUSBポートを備えるゲーミングモデル。マザーサイズはATX。『XSplit』の3ヵ月ぶんのライセンスが付属する。

X99M Killer
●実売価格 3万5700円前後

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑X99X KillerのマイクロATX版。マルチGPUは2wayまでとなる。X99X Killerと同様、『XSplit』の3ヵ月ぶんのライセンスが付属する。

X99 Extreme6
●予想実売価格 3万7300円前後
(9月発売予定)

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑デュアルギガビットLANポートを備えるATX。PCI-E3.0×4接続のM.2スロットのほか、ミニPCI-Eスロットを搭載。

X99 Extreme4
●実売価格 3万2200円前後

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑スタンダードなATX。3wayのマルチGPUに対応する。

X99M Extreme4
●実売価格 3万800円前後

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑X99 Extreme4のマイクロATX版。

X99 Extreme3
●実売価格 2万9200円前後

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑ATXのエントリーモデル。CrossFireは3way、SLIは2wayまでサポート。メモリースロットは4本。

X99 WS
●実売価格 4万4300円前後

Intel X99 Express搭載マザーボード
↑ワークステーション向けのE-ATX。インテル製のギガビットLANを2ポート備える。

■関連サイト
ASUS
MSI(販売 アスク)
ギガバイト
ASRocK(販売 マスタードシード)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります