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ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!

2014年08月22日 11時30分更新

 8月23日に浅草サンバカーニバルに出演するガンホー・オンライン・エンターテイメントのサンバ隊「ガンホー・アミーゴス」密着レポート その2をお届けします。前回から間が空いてしまった言い訳をするとですね、楽器を使った練習が思ってた以上に楽しすぎて、つい原稿をおろそかにしてしまったワケなんですよ。いやー、サンバすごいよサンバ!

 そんな悪質な冗談はさておき、僕が参加したバテリア(楽団)チームは週2、3度のペースで練習を重ねてきました。いよいよ楽器奏者として加わるため、複数ある中から僕が選んだのは「アゴゴ」。ふたつ繋がった金属の筒をスティックで叩いて鳴らす楽器で、サンバの音楽でよく耳にする「コンカンカン・コカンカンカン」という軽快なリズムを奏でるパートです。理由はズバリ、目立てそうだから!

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑アゴゴを持って、はいポーズな筆者。「サンバには笑顔が大切」と教わった意味を勘違いしている気もしますが、その気持が大切なんです。

 読みは的中して、アゴゴにはソロパートが用意されていました。ほかのパートがチャント(掛け声)をしている裏で、僕らアゴゴチームだけが、コンキンと軽快なリズムを刻むのですが……逆に言えば、間違うと一人だけ「コン」と音が鳴るとても恥ずかしい事態ということ! それもあって練習にはとても身が入ったことはいうまでもありません。練習のないときも練習用の曲を聴きまくって、「アゴゴ叩いて三千里」とばかりに、ひたすら音楽を体に染み込ませます。

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑音楽スタジオに集まって練習を続けるバテリアチームの様子。練習後半は狭いスタジオで行ったため、練習後に耳が「キーン」となることも。耳栓必須でした。

 こうしてバテリアチームのメンバーに密着、というより一緒に過ごしてみてわかったのですが、チームメンバーは(ゲストを除いて)、ガンホーグループ各社の社員さんたち。つまり、会社はもちろん、部署や役職もバラバラなんですね。でも普段は接点のない人たちが、音楽という同じ目標のために力を合わせる様子ってのは、なかなかに感動的。練習が終われば、反省会(と称した飲み会)で絆がさらに深まっていくのは、おそらく普段の業務では味わえない経験でしょう。ていうかね、コレを読んでいるエンタメ業のみなさん、社内レクリエーションとしてのサンバ、オススメですよ!

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑練習を終えからの懇親会の様子。総勢60人ほどと見通しがいいこともあって、バテリアのメンバーにはものすごい一体感が生まれています……とキレイにまとめようとしたけど、この写真は完全に酔っ払いのそれですね(笑)。

 話題をサンバに戻して、ここからはバテリアで使われる楽器を紹介していきます。普段見慣れない楽器ばかりなので、これを覚えておけばカーニバル鑑賞時に通ぶれますよ!

スルド

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑土台となるリズムを刻む大太鼓。酒樽ほどのサイズがあるので、ものすごい太くて大きな音が出ます!

ヘビニキ

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑リズムにアクセントを加える中太鼓。片手にスティック、反対の手は素手で叩くため、けっこうテクニックが必要だとか。

カイシャ

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑小太鼓、スネアドラムですね。裏面にビート(響き線)が付いているのも同じ。「サカスカサカスカ」といった、細かなリズムを主に刻みます。

タンボリン

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑一見小型のタンバリンですが、房状になったスティックで叩く手持ちの小太鼓。甲高い乾いた音がするので、近くにいると耳が痛くなるほど!

ショカーリョ

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑別名シキシキとも呼ばれる、小さなシンバルがたくさん付いた楽器。両手でもって「ガシャガシャガシャガシャ」と鳴らし、リズムキープの役割を担います。

ガンザ

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑マラカスと同種のシェーカー。金属の筒に小石や豆が詰め込まれ、手で振ってシャカシャカと音を鳴らします。振るだけでなく、空いた片手を使ったパフォーマンスも見どころ。

アゴゴ

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑クレープのような形をした金属の筒がふたつあり、叩いた高低の音で、リズムとメロディのどちらも奏でられます。3連、4連のタイプもアリ。

クィーカ

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑一見太鼓ですが、張った皮に繋がった竹ひごをこすることで、不思議な音色(ゴン太くんの声に酷似)を出すことができます。上級者になるとドレミの音程を出せるとか。

 こうして並べてみると、ほとんど打楽器で構成されていることがわかると思います。各パートの演奏は(音階のある楽器に比べたら)シンプルですが、その分それぞれのパートの音が力強く、それらが一体となってひとつのアンサンブルとなっていくのは、なるほど情熱にあふれたジャンルとなるのが、すごくわかった気がします。

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑ゲストの作曲家陣(左からガンザ岩垂徳行さん、タンボリン谷岡久美さん、カイシャなるけみちこさん、ショカーリョ中條“N.J”謙自さん。ミュージシャンなだけあって、皆さんノリノリで演奏をマスターしていってます。

 そうした熱いサンバ楽曲を僕らに教えてくれたのが、通称“だっちゃん”先生。
現場ではメンバーを盛り立てながら楽しい指導をしてくれた“だっちゃん”ですが、その正体は日本のサンバ業界(でいいのか?)には欠かせないものすごい人でビックリですわ。

 “だっちゃん”に聞いたところ、サンバの醍醐味とは「音楽が得意でなくとも演奏を楽しめること。ブラジルには音楽の授業がないため、地域のみんなが一体となって作り上げていく音楽の決定版」であると語ってくれました(飲みの席で)。
 8月23日の本番では、そんな熱いサンバ・サウンドを皆さんにお聴かせできるはずです。当日は混雑が予想されますが、ぜひ浅草雷門付近のパレード会場まで見に来てくださいねー。明日はいよいよ本番ですが、事前のレポート原稿は今晩もう一回分掲載しますのでお楽しみに!

ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
ガンホー・サンバカーニバルチームに密着取材!【その2】 バテリアでアゴゴを叩いちゃいます!
↑別の場所で行われているダンサーチームも取材してきたので、ちょっと掲載。かなり運動量の多いダンスなうえ、200人近くのメンバーがフォーメーションを組んで動き回る姿は見応えバツグン!

●関連サイト
ガンホーアミーゴス 公式サイト

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