8月15日から始まったコミックマーケット86。初日から17万人と大勢の来場者が集まった。
初日から企業ブースでは外周にとても長い列ができた。KADOKAWAの列は西館下からスロープにかけて列が伸び、閉館までに最後列までいかないのでは?と思えるほどの列ができていた。
↑開始早々からラブライブの製品が完売。かなり激戦のようだった。 |
↑ほかの企業ブースでは『まんがタイムきらら』が開始数時間で売り切れが続出したのが印象的だった。 |
バーチャルドライブシアターや二輪車向けのスマートフォンアプリ『ROAD DJ』などを展示したホンダは、企業ブースの出口側にブースを構え、正面が通路のため列が並びきらず、外に長蛇の列をつくった。
バーチャルドライブシアターは同社の軽自動車『N-ONE』の中で体験可能。フロントガラスにムービーが投影され、音声合成ソフト“CeVIO Creative Studio “のキャラクター“さとうささら”の声で話すキャラクター“メイリン”が登場し、バーチャルなドライブが体験できる。
↑車載バーチャルインタフェースヒューマノイドの“メイリン”。同社のHPで8月15日0時からMMDモデルが配布されている。 |
一方、一般ブースではワコムとセルシスが共同でデジタル画材の体験コーナーを設置。
来場者はワコムの『Cintiq Companion Hybrid』やマイクロソフトの『Surface Pro3』、東芝の『dynabook KIRA L93』、富士通の『ARROWS Tab QH77/M』といったペン付タブレットでセルシスの『CLIP STUDIO PAINT EX』を体験できた。
また、デジタルペイントユーザーにはとってもお得な日替わり最大50%オフの製品販売や量販店より数万円安くワコムの『Cintiq Companion Hybrid』が購入できる特別販売用パスの配布が行なわれた。
セルシスは何度かにわたり同社のイラスト、マンガ制作ソフト『CLIP STUDIO PAINT EX』のデモンストレーションを行なった。
CLIP STUDIO PAINT EXでは表紙はカラー、本文はモノクロと間違わないように、事前に設定が可能。用紙設定は細かく設定可能なうえ、主要な印刷所の入稿形式はプリセットで用意されているので、初めて入稿する人でも安心とのこと。
ペン入力は筆圧感知するペンを使えば、きちんと“入り”や“抜き”を再現。同社の『COMIC STUDIO』と異なり、ペン以外に筆や鉛筆の線もペジュ曲線として、線の途中から曲げたりが可能。これにより、線を引いてから若干の修正がかんたんに行なえる。
トーンは範囲指定して貼りたいトーンを選択、またはドラッグ&ドロップで設定できる。フォトショップのように線を引いた方向に合わせて手早くグラデーショントーンを作成することもできる。
デコレーショントーンを使えば、かんたんに草木や飾りの表現も可能。
また、セリフなどのテキストだけを一覧で表示できる。これにより、1ページずつ確認せずに、テキストの誤字脱字修正が行なえる。これはとても便利そうだった。
おもしろい機能としては、入稿前に原稿を3Dモデリングにして、ページをめくって出来上がりを確認することも。
ほかの一般ブースでは、『艦隊これくしょん』のみのスペースが設けられ、多くの同人誌やグッズが販売されていた。来年にはアニメも放映される予定の『艦隊これくしょん』。冬のコミケまで勢いが続きそうだ。
●関連サイト
コミックマーケットKADOKAWAブースサイト
ホンダのコミックマーケット情報サイト
セルシス×ワコムブースサイト
(2014年8月18日15時36分追記:記事初出時、セルシスのソフト名を『CLIP STUDIO PAINT PRO』としておりましたが、正しくは『CLIP STUDIO PAINT EX』でした。お詫びして訂正致します。)
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