みなさん、こんにちは。MacPeople/週刊アスキーを絶賛兼務中の吉田でございます。さて、先週末の7月25〜27日の3日間、「石巻Hackathon」が宮城県石巻市にある石巻工業高等学校で開催されました。これは、石巻市を中心にスマホのアプリ開発など教えている「イトナブ」の代表である古山隆幸氏が中心となって企画された、今年が3回目となるハッカソンイベントです。
イベント最終日の夜には、石ノ森萬画館の壁面を使ったプロジェクションマッピングが開催されました。
TEAM OCICAの鹿野颯斗君 |
ハッカソンの会場では、事前にプロジェクションマッピングのコンセプトなどをTEAM OCICAの鹿野颯斗君プレゼン。鹿野君は高校3年生です。
石ノ森萬画館は円盤形の独特な形状 |
石ノ森萬画館は形状が独特で石巻でも違和感があったが、この違和感や距離感を縮めて街になじませるために今回の企画を思いついたとのこと。
3.11の津波に耐えた建物の1つ |
石ノ森萬画館は東日本大震災時の津波に耐えた建物であるので、認知度をもっと高めたいという気持ちもあったと説明されました。
前日のテスト風景 |
前日のテストのもようも紹介されました。機材としては、明るさが1万2000ルーメンのプロジェクターを用意。Mac用の「MadMapper」と呼ばれるアプリと、「Processing」と呼ばれるプログラミング言語で開発したそうです。Processingは、電子アートやビジュアルデザインなどで使われるオブジェクト指向言語として有名ですね。
ハッカソン会場で公開されたMac上でのデモ風景 |
手の上に丸形のオブジェクトがのっかているのがわかりますね |
プロジェクションマッピングの内容は、上方から落ちてくる丸や四角形などのオブジェクトをパフォーマーが手ですくう動作をすると、それが映像に反映されるというもの。
独特なフォルムの石ノ森萬画館 |
ハッカソン最終日の27日19時に、石巻工業高等学校から石巻まちなか復興マルシェに会場を移して、プロジェクションマッピングが開催されました。
パフォーマーの動きに合わせて、各オブジェクトが動き出します |
うまくいくと萬画館の壁面が色とりどりの図形で彩られます |
イベント最終日ということもあり、プロジェクションマッピングはかなりの盛り上がりをみせました。
■関連リンク
イトナブ
石ノ森萬画館
MadMapper
Processing
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