スマホを冷やしたいあなたへ
国内の各地方で梅雨明けが発表され、いよいよ本格的な夏の到来となりました。夏はレジャーなどイベントが盛りだくさんですが、暑いと気になるのがスマホの熱。
スマホを操作していると本体の温度が上がり、場合によってはカメラでの撮影ができなくなったり最悪電源が落ちることもあります。もちろん夏の外気はスマホの熱の上昇を高めるでしょう。
スマホを快適に操作するためには端末を冷やしたい!! しかし、熱を逃がす冷却シートなどは効果がやや控え目。一方、冷却目的で氷などを使用したりすると、急激な温度変化のため内部に結露ができるおそれがあります。イチバン効果的だと思えるのがファンで熱を拡散させること。
そこで、最強の冷却効果があるクーラーファン付きのスマホケースをつくっちゃいました。作者はライターの宮里圭介氏です。
クーラーファン付きのスマホケースを自作します
今回、人気のAndroid『Xperia Z2 SO-03F』用のケースを自作してみました。用意した材料は『Xperia Z2 SO-03F』用のクリアケース、パソコンのグラボ用クーラーファン、熱伝導シリコンシート。それぞれAmazonなどで購入し、合計価格は約3200円ほどでした。
クーラーファンを2つスマホケースに設置。スマホの熱を直接クーラーに伝えられるよう、クーラー中央部に接触するケースを切り抜きます。
スマホケースの切り抜いた部分に熱伝導シリコンシートのカタチを合わせてはめこみます。
『Xperia Z2 SO-03F』を装着。
USBホストケーブルを流用したケーブルで、電源はスマホから取得できるのがポイントです。搭載のクーラーファンは12ボルト用ですが、5ボルトでも低回転ながら動くためスマホから取得した電源でも使用可能でした。
コレが最冷のクーラーファン付きのスマホケースだ!!
ドドンとスマホケースの中央部に2つのクーラーファンが設置された勇ましい姿。クーラースマホのUSBから電源をとって回転する。扇風機付きのスマホケースといった印象で、見た目にも涼しい!?
使ってみた結果は……
アプリ『Cpu Temperature』などを使用して温度を測った結果、ケースを使用しない状態と比べて最大6度CPUの温度を下げられました。効果アリということは証明できそうです。
ただし、クーラーファンがかさ張って持ち運びに向かない、ファンが向きだしで回転しているため指が挟まれないように注意が必要など、いくつか問題点はありそうです。特に髪の毛は巻きこまれやすいので通話時には髪を抑えながら警戒して会話しなくてはいけないなど、実用に向けてはいくつか難点があるので、実際につくってみるかはみなさんの判断にお任せします!
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