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世界の山さんが取材における三種の神器を明かす

2014年07月12日 23時40分更新

 まず、世界の山さんこと山さんは、編集部のハード班所属であることを紹介したい。今回、山さんは世界有数の海水浴場、鎌倉・由比ヶ浜でレノボが展開する海の家を取材に行く、という情報を入手したので、我々取材チームも現地に向かった。まずは、貴重な山さんの取材シーンからお届けしたい。

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↑興味深そうに話を聞いている山さん。そこにいつもの笑顔はなく、終始真剣な表情を崩さなかった。
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↑ちなみにレノボの海の家の外観はこちら。

「僕の取材シーン、楽しんでもらえたかな?」と我々の前に颯爽と登場した山さんをパチリ。

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 山さんの、海には決して似合わない重装備をしげしげと見つめるスタッフに「取材といえばこの三種の神器だけでもいいんだけどね」と、こだわりのアイテムを見せてくれた。

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 ひとつは、週刊アスキー8月12日増刊号の特別付録『くるくるパッチン スマータブル防水ポーチ』(以下、スマータブル防水ポーチ)。

宣伝みたいでいやなんだけどね」と断った上で、「“世界”を名乗るからには、いいものを持ちたいよね」と最近36回払いで買ったという愛機、リコーイメージングの中判デジカメ『645Z』(約87万円)もさりげに見せつけてくる山さん。

 “世界”を冠する漢が選んだ、スマータブル防水ポーチと『645Z』。三種?もうひとつは?といぶかしがる取材スタッフに。「あとはボクだよ」とおどける山さん。シャレも世界級だ。

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 と、そんな和やかムードの取材中、事故は起きた。

「うわー」

「や、山さーん!!!!」

 由比ヶ浜の砂が山さんの靴に襲いかかり、なんと山さんが手にしていたスマータブル防水ポーチが砂の上に落ちてしまったのだ。

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 心配してかけよる撮影スタッフに、スマータブル防水ポーチを拾い上げて、気丈にも笑顔で応える山さん。そんな山さんの気遣いに恐縮する取材スタッフ。「大丈夫、よく見てコレ」と差し出したスマータブル防水ポーチには、な、なんと惣菜の『切れてる厚焼玉子』が入っていた。

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 実はこれ、山さんオリジナルの収納術だという。タブレットの横におやつの厚焼き玉子を入れておくことで、万が一落としたときでも厚焼き玉子がクッションになり、タブレットを衝撃から守るという仕組みらしい。

 しかし、このシステムだとタブレット側や角っこから落ちたら意味がないのでは?と喉まで出かかってるスタッフを察したのか、「これはあくまでボクのやり方だから、参考にならないかもだけど」と厚焼き玉子をほおばりながら笑う山さん。なるほど、やはりこれは山さん流のジョークだったようだ。

 海といえばということで、スマータブル防水ポーチの防水性能も見せたいと山さんが言い出した。まずは山さん愛用のタブレット、6.4インチ液晶の『Xperia Z Ultra』で試してもらうことに。

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「ほら、大丈夫!」

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 迷子をあやすような優しい“大丈夫”の言葉を受け、撮影スタッフは、自分のスマホも託してみた。

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「おやおやー」と挟まった海藻におどける山さん。人だけでなく、動物、そして植物にも愛されていることがうかがえる。

「うん、大丈夫!」

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↑偶然スマホの液晶に撮影スタッフの顔が写り込んでしまった。彼の笑顔からもわかる通り、世界の山さんの取材は非常に楽しい。取材しているこちらも自然と笑顔になってしまう、そんな不思議な魅力が山さんにはあるのだ。

 またしても防水検証、大成功である。

 これで検証も終わりか、と思っていた取材スタッフだったが、山さんは恐るべき検証を始めようとしいていた。

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 なんと山さんは「漢(オトコ)は36回払いでしょ」と3年ローンを組んで買った高級カメラ『645Z』をスマータブル防水ポーチに入れようとしていた。心配するスタッフに「大丈夫」と応える山さん。(まったくの余談だが、取材後、人生に悩んでいた撮影スタッフのひとりが「山さんの“大丈夫”の声を着メロにしたい」と言っていた。)

 だが、どう見ても入るサイズではない。スマータブル防水ポーチはもともとスマホやタブレット用のサイズなので、645Z向きにはつくられていない。「大丈夫、でもこれを読者のみんながマネしたら困るから、入れるところは見せないでおこうか」と、カメラをさえぎる山さん。

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↑カメラをさえぎる山さんの手。優しさが手相にも表われている気さえする。

 645Zをスマータブル防水ポーチに入れたという山さん。だが、どうしてかスタッフにはそのさまを見せてくれない。そして、おもむろに海へ向かう山さん。

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 しばらくして黙したまま戻ってきた山さん。なにやら手元でごそごそと調整していたようだが、のぞこうとするスタッフを肩でさえぎり、「大丈夫」と笑顔で追い返す山さん。

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 取材スタッフの不安げな様子を察したのか「今日はなんだか、645Zの調子が悪いみたい。いつもは大丈夫なんだけど……」と自ら企画を取り下げてくれた山さん。こちらの取材時間も考慮しての優しい判断に、スタッフ一同胸をなでおろす。どんなに有名になっても、スタッフへの気遣いと挑戦者魂を忘れない。それが、山さんが“世界の”山さんたるゆえんなのである。

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↑「最後に1枚ビシッと決めポーズをください」という注文にも気さくに応じてくれた山さん。こころなしかほっとしているようにも見えるが、それはきっと夏のせいだろう。
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 こうして山さんの男気あふれる1日は終了した。取材スタッフと別れ、江ノ島へ歩き出す山さん。今後も彼の動向は見逃せない。

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