7月1日、新しく誕生したVAIO株式会社から歴史的製品となる初の新パーソナルコンピュータ、全2シリーズ計3モデルが発表されました。
VAIO Pro 11
VAIO Pro 13
VAIO Fit 15E
以下、VAIO株式会社設立会見の模様です。
VAIO株式会社発表会スタート。
関取社長が登壇。
PCの本質を追及し続けたい。真摯に向き合うのが使命。
ちょっとしたコミュニケーションはスマホやタブレットで行なわれている。何かを産み出すのはPCの領域。目の前からPCがなくなるのは考えづらい。「PCはなくならない」と関取社長。
本質+αの詳細を発表。
VAIO株式会社の組織。やることだけに集中する。そうすればスピードが上がって変化にも対応できる。
長野県安曇野で設計、東京オフィスはマーケティングを担当。東京の担当は積極的にお客の声を拾っていくとのこと。
こちらが安曇野。
安曇野モデルの概要。
商品について。お客さんの心を満たすものを目指す。と関取社長。
ホントに大事なものはもっと尖らせる。それはデザインかもしれない。機能かもしれない。愛着をもって長く使ってもらえるもの。まずはこの2機種でビジネスを軌道に。一般向けは本日より受注開始。
販路についてはまず国内に集中。ユーザーにダイレクトに届けられるように。ソニーマーケティングとタッグを組む。なお、一部量販店でも取り扱われるとのこと。
法人向け販路について。
個人向けには15年度に30~35万台を目標に。VAIO株式会社のポートレートカラーについては、理性の青と感性の紫をイメージ。この色に我々の思いを込めたい。と関取社長。
vaio.comもオープン。
インテルの宗像副社長。この日を非常に楽しみにしていた、とのこと。
日本マイクロソフトの金古氏が登場。金古氏が初めてOEM担当したのはソニーだった。18年間、VAIOは常に最新のデザインと技術を導入してきた。VAIOはWindowsエクスペリエンスを最高に引き出せると言っても過言ではない、とマイクロソフト金古氏。
続いて、質疑応答。
Q:一般顧客向けの販路について。ソニーマーケティングに絞った理由は?
A:効率的にお客様に近付けるのがソニーマーケティングと考えた結果。窓口は減るから、コミュニケーション力を強めることでカバーしたい。
Q:どうやって黒字化するか?
A:黒字化に関しては、します。絞りと集中、商品づくりをキーにする。あとはVAIOに親しんでくれた人に、いたずらに価格競争にならないよう、良質な製品を届けたい。
Q:規模が縮小すると調達力に影響が。それはコストに跳ね上がらないか?
A:培ってきた協力関係がある。ODMの調達力は見直す。
Q:調達力が下がることについて。
A:チャレンジポイント。標準部品と専用部品を適切に使い分ける。
Q:ディスプレイの高画質化など、ソニーの技術を使っているところはどうする?
A:一定の条件で一部継承。VAIO Proならディスプレイなど。
Q:マイクロソフトやインテル、PC以外の製品展開はあるか?
A:まずは軌道に乗せて、そのあとさまざまなことに挑戦したい
Q:新製品についてヒントは?
A:現在、虎視眈々と考えている。乞うご期待!
●関連サイト
vaio.com
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります