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業界の常識を覆す復旧サービス付きのウエスタンデジタルのHDDがスゴイ!

2014年07月03日 10時00分更新

データ復旧サービス付HDDシリーズ
WD40EZRX-DS/N

●関連サイト(ウエスタンデジタル
実売価格  1 万 9000 円前後(amazonでのみ販売)

WD40EZRX-DS/N

CHECK POINT
保証期間内ならデータ復旧が受けられる

 保証期間2年の間なら物理的障害1回、論理的障害なら3回までデータ復旧サービスを受けられて安心。

通常版との差額は3000円とお手頃
 保証なしの製品との差額は3000円ほど。数万円かかる一般的なデータ復旧サービスと違ってお得。

4TBと大容量で速度も高速
 同社の4年前の1TBのHDDと比較して、読み書きともに速度で勝り、4TBと大容量でデータ保存に最適。

データ復旧サービスの利用範囲

WD40EZRX-DS/N

↑データの復旧は本製品シリーズWD Green以外に同社のWD Blue、WD Redも対象。専用のウェブサイト(http://data119.jp/wd/)から申し込むだけで利用できる。復旧する必要があるかどうかなども判断してくれるので安心だ。

WD40EZRX-DS/N

↑消費電力メーター『Watts UP?  Pro』で計測したところ『WD1002F AEX』と比べ、アイドル時とアクセス時両方とも3割ほど低い結果に。消費電力改善に役立つのも本製品の魅力のひとつ。

業界の常識を覆す復旧サービス付HDD

 精密機械であるHDDを使っていると、まれに不具合が発生してしまう場合がある。だが、普通の製品保証だけではOSの破損、マザーやドライバーの不具合等が取り出せなくなる“論理的な破損”のリスクはまだ残る。さらには落雷や停電、地震などによる不測な事態による物理障害の可能性もゼロではない。その場合、業者のHDD復旧サービスは障害の程度によるが物理障害だと数十万円かかることもあり、気軽に手が出せない。しかし、ウエスタンデジタルがアマゾン限定で販売した“データ復旧サービス付き内蔵HDD”は、製品保証の期間内であれば、物理的障害1回、論理的なら3回までデータ復旧を受けられる。復旧は実績のある『AOSリーガルテック』に送付して実施される。復旧データは4GBまでなら無料、それ以上はデータ保存用として外付けHDDの料金が発生するだけ。通常版のHDDを買ってデータを復旧依頼するよりずっとお得だ。ちなみに作業が終了したHDDは返却されるので、論理障害なら初期化後再び利用可能。


 通常版との差額約3000円は、万が一の時のためと考えれば十分リーズナブル。通常の製品保証は、あくまでハードに対するためのもの。障害の内容次第では100%の復旧が不可能なことは覚悟せねばならないが、障害時はHDDの中身は消えて当然という業界の常識を覆した画期的な製品といえる。

主なスペック
容量:4TB
バッファー:64MB
インターフェース:SATA 6Gbps
サイズ:3.5インチ
回転速度:IntelliPower
平均消費電力:読み書き時4.5W
アイドル時:3.3W
スリープ時:0.4W
平均動作音:シーク時28dBA
アイドル時:25dBA
保証期間:2年

【テスト環境】CPU:Intel Core i5-4670K(3.4GHz、最大3.8GHz)、マザーボード:ASUS GRYPHON Z87、メモリー:Crucial BLT2K8G3D 1608ET3LX0(DDR3L 8GB×2)、SSD:Intel SSDSC2CT240A4K5(240GB)、比較用HDD:WD1002FAEX(1TB、毎秒7200回転)、電源ユニット:オウルテック AU-850PRO(850W、80PLUS GOLD)、OS:Windows 8 Professional 64ビット版
CrystalDiskMark:対象ドライブはデータドライブとして利用。1000MB×5、ランダムデータを用いてテスト。
消費電力:対象ドライブをACアダプターで駆動し、アイドル時およびCrystalDiskMark実行時の消費電力を消費電力メーターの『Watts Up? PRO』を用いて計測。

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