週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

サイバー攻撃を可視化すると近未来の世界に行ったかのようだった:Interop

2014年06月14日 19時00分更新

 インターネットに関連する製品の展示や講演が行なわれた『Interop Tokyo 2014』。その中で、サイバー攻撃を可視化して誰にでもわかりやすく見せていたのがNICT(独立行政法人 情報通信研究機構)の展示でした。

NICT

 リアルタイムに可視化された組織内ネットワークを表示し、異常な通信を検知するとアラートを出す『NIRVANA改』。どこかみたことのある世界観で危険を表示してくれます。

NICT

 もうひとつネットワークセキュリティでビビッときたのがありました。『DAEDALUSーVIZ』は、組織内ネットワークをひとつの円としてインターネットを可視化したもの。こちらは真ん中の球体がインターネットを示していて、ダークネット(未使用IPアドレス)にパケットが流れると警告を表示します。笑う顔のマークの男と、義体化の多い少佐の戦いを思い出します。

NICT

 さらに、災害時や極端にインフラが少ない地域で、効率よくネットワークを構築するシミュレーション技術なんてのもありました。3Dのワイヤーフレームや使われている書体などが趣味的すぎて好きになりました。「アンビリカルケーブル切断されました!」と慌てなくて済むかもしれませんね。

NICT

 無線ネットワーク専用車両や、なんと無人飛行機を使った構築も目指しているようで、このシステムの完成を考えただけでわくわくしてきます。

 将来はメガネ型の端末からネットワーク構築が見える時代がくるかもしれませんね。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります