インターネットに関連する製品の展示や講演が行なわれた『Interop Tokyo 2014』。その中で、サイバー攻撃を可視化して誰にでもわかりやすく見せていたのがNICT(独立行政法人 情報通信研究機構)の展示でした。
リアルタイムに可視化された組織内ネットワークを表示し、異常な通信を検知するとアラートを出す『NIRVANA改』。どこかみたことのある世界観で危険を表示してくれます。
もうひとつネットワークセキュリティでビビッときたのがありました。『DAEDALUSーVIZ』は、組織内ネットワークをひとつの円としてインターネットを可視化したもの。こちらは真ん中の球体がインターネットを示していて、ダークネット(未使用IPアドレス)にパケットが流れると警告を表示します。笑う顔のマークの男と、義体化の多い少佐の戦いを思い出します。
さらに、災害時や極端にインフラが少ない地域で、効率よくネットワークを構築するシミュレーション技術なんてのもありました。3Dのワイヤーフレームや使われている書体などが趣味的すぎて好きになりました。「アンビリカルケーブル切断されました!」と慌てなくて済むかもしれませんね。
無線ネットワーク専用車両や、なんと無人飛行機を使った構築も目指しているようで、このシステムの完成を考えただけでわくわくしてきます。
将来はメガネ型の端末からネットワーク構築が見える時代がくるかもしれませんね。
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