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iPhone6の液晶パネルもここに!?LGディスプレイの韓国・亀尾工場に潜入

2014年06月13日 15時30分更新

LG Display工場訪問
LG亀尾工場の建物。大きな建造物だが、広大な敷地にあるごく一部の建物。中では、実際にパネルの生産が行なわれている。

 isaiプレスカンファレンスに合わせて訪れたLGディスプレイの亀尾(クミ)工場では、ごく一部ながら工場内の見学もできた。

 亀尾工場は韓国・釜山の金海国際空港から、クルマで約90分ほどの場所にある。敷地面積25万坪、就労人数1万5000人という巨大工場。亀尾工場では、LGディスプレイが出荷するすべてのタブレット、スマホ向けパネル、PC向けの高解像度パネルといった、比較的小さなパネルを中心に生産している。液晶やOLED(有機EL)、少し前は電子ペーパーの生産もしていたという。

 LGディスプレイがiPhoneやMac向けの液晶パネル生産を行なっているのは一部では有名な話だが、それらもここで製造、出荷されているということになる。さらにいえば、次期iPhone6のパネルベンダーにLGディスプレイが採用されていれば、この敷地のどこかにそのパーツはあるはずだ。

LGディスプレイ 亀尾工場取材
LGディスプレイ亀尾工場の全景。巨大な建物群ということがよくわかる。時代によってつくるパネルは移り変わってきていて、その昔はPDP(プラズマディスプレイ)の生産もしていたことがあったという。
LGディスプレイ 亀尾工場取材
見られたのは極一部でしかないけれど、工場内部の通路はこういったダクトやチューブが張り巡らされていた。ちなみに、赤と青は温度違いの水(おそらく冷却用?)、黄色は酸素。
LGディスプレイ 亀尾工場取材
上写真の廊下を通った先にある、ビジター向けの観覧スペース。上からつり下げられたディスプレイで“TFT液晶の仕組み”を上映したあと、「You Dream We Display」のブラインドが上がると、まさに生産中の設備が見える(ただし、撮影不可のため写真はここまで)
LGディスプレイ 亀尾工場取材
工場上階の展望室から見た風景。あたり一体がLGディスプレイの敷地だが、遠方には他社の工場もあるとのこと。

■LGディスプレイ ビジター向けショールーム

 取引先の視察なども多いためか、工場の建物内にはビジター向けのショールームが用意されている。テレビから小型ディスプレイまで多彩な展示のなかから、個人的に注目したものはコチラ。

LGディスプレイ 亀尾工場取材
LGディスプレイ工場内のショールーム入り口。LGブランドの完成品含む最新のパネル製品が展示してある。
LGディスプレイ 亀尾工場取材
6インチ・2160×1440ドットのスマートデバイス用液晶パネル。これが5.5インチだったら、噂のiPhone用?と邪推してしまうところ。ピクセル密度は491ppiなので、細かさは、isai FLの5.5インチWQHDのほうが勝る。
LGディスプレイ 亀尾工場取材
QHD液晶を接写してみたところ。スマホではあまり見ることのないドットバイドット表示だと、ここまで小さい。正直、文字を視認するのが難しいほど。
LGディスプレイ 亀尾工場取材
ベゼルの薄さがわずか3.5ミリという超ナローベゼルな『NeoBlade』シリーズ。
LGディスプレイ 亀尾工場取材
白い画面を表示してベゼル部をわかりやすくしたところ。通常の視聴距離だと、ベゼルはほぼ存在しないように見える。
LGディスプレイ 亀尾工場取材
珍しい正方形の液晶ディスプレイ。用途を訊くと、気象関係やレーダー表示用の用途に使うものとのこと。
LGディスプレイ 亀尾工場取材
発表済みの105インチの湾曲型4K液晶テレビはメンテナンス中のため表示はなし。間もなく出荷になるそうだけれど、市場価格は果たしていくらになるのだろうか。
LGディスプレイ 亀尾工場取材
98インチUHD液晶テレビ。韓国でも4Kにコンテンツが必要という認識は同じだそうで、コンテンツホルダーと4Kテレビ向けコンテンツの話し合いも並行して進めつつ製品展開をしていくという。
LGディスプレイ 亀尾工場取材
販売用の冷蔵庫のフタ部分を広告・宣伝媒体にしていまうディスプレイ。タッチ対応で、触ると表示が変わったり、不透明になったりする。
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