数あるゲームメイカーの中から、PCゲーマーにとって魅力的なタイトルの展示があったテイクツー(2K)。今回はモンスターVSハンター4人の対戦プレイがユニークな『Evolve』を試してみた。なお、基本的なシステムは既報のとおりだ。
E3では新モンスター“クラーケン”が登場。残念ながらモンスター側でのプレイはできなかったが、ハンター側の“トラッパー”でマルチプレイに参加した。なお、北米ではXbox One、PS4、PCで10月21日発売となっている。
以前プレイした”ゴライアス“がパワー型で近接戦闘を得意とするモンスターなのに対して、クラーケンは浮遊、電撃による遠隔攻撃、球体の罠など、射程をとって戦うことに長けたモンスター。飛べるので逃げるのが速いため、ハンター側はトラッパーを中心とした足止めが重要になりそうだ。
ゴライアスやクラーケンのように特徴が異なるモンスターを用意しているのはうれしいところ。発売までにどんなモンスターが出てくるのか、楽しみだ。
ハンター側も、トラッパー、アサルト、サポート、メディックという構成は変わらないものの、それぞれのクラスがもつ能力が前回とは異なっていた。たとえばトラッパーはモンスターの移動を音で検知するオブジェクトを設置する“Sound Spike”という能力ではなく、ペットの犬のようなキャラを連れて行くことができ、嗅覚でモンスターを追跡する能力になっていた。同じクラスでもバリエーションがあるということは、モンスターにあった選択ができそうだ。
続いて週アスPLUSで独占インタビューを掲載した、PC向けの戦略シミュレーション『Sid Meier’s Civilization:Beyond Earth』は、ゲームプレイのデモを見ることができた。今年秋の発売を予定している。
今作では、プレイヤー地球をはなれた開拓船の指導者となり、ほかの星に移り住んで勢力を拡大していく。マップを見ると、毒ガスのようなものが吹き出しているなど、マスごとの違いもありそうだ。資源回収やマップ探索はこれまで人の“エクスプローラー(探索者)”という人間だったが、今作は作業ロボット型になっていた。
本拠地のコロニーには、たとえば“フォートミラー”と呼ばれている軍事ステーションがあり、軍を生産できる。
マップ上にランダムで登場していた“蛮族“は、エイリアン生命体のひとつ“範囲ワーム”などに変わるようだ。この範囲ワームは資源用施設を通過するだけで破壊してしまうという特徴がある。また、マップには“エイリアンの骸骨”といった、遺跡や遺物が置いてある。以前のバージョンと同じく、進化スピードを早められるので探しておきたい。
Civ:BEの新要素として“クエスト”がある。クエストの選択によってストーリーの流れも組み立てられるという。
新たな“アフィニティー”というシステムも確認できた。これは人類の進化の方性を決めるもの。“調和”、“純血”、“至高”といったアフィニティーがあり、たとえば至高は“人類の生存は惑星環境に左右されるべきではない”という考えをもっており、人類はどんな惑星でも入植できると考えている。
アフィニティーは特定のテクノロジーを選択することなどでパラメーターが上昇していくが、このため従来のスキルツリーでは進化の方向を決定するのには足りない。そこで、今回新たに登場したのが“テクノロジーウェブ”というシステムだ、これまでは横に長い表だったが、今作ではウェブの名のとおりクモの巣上になっている。複雑なシステムだが、これによりどのテクノロジーを取得するとアフィ二ティーへ進むのかがわかるようになっている。
“フィールディング”は純血、“サマタール・ヤマ・バレー”は調和といったほかの拠点のリーダーも公開された。ほかの拠点との外交要素はもちろんあり、資源の取り引きが拒否をしたら戦闘に発展するシーンも見られた。
戦闘面での新要素として、戦略衛星がある。範囲内では回復や戦闘ボーナスがつくため戦闘が有利になるが、破壊することも可能とのこと。毒ガスで侵されたマスを浄化すると言った役割も果たすようだ。
動作している様子を見るとCiv5を発展させたようなシステムや操作UIだった。まだまだ不明な点は多いが、シリーズのファンも違和感無く遊べそうだ。
●関連サイト
・2K Games 公式サイト
・『Evolve』公式サイト(英語)
・『Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth』公式サイト(英語)
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