SIM3枚スマホやヒゲ剃りバッテリーなど変態端末目白押しなComputex
2014年06月11日 12時00分更新
今年も台湾・台北で開催されたComputex2014の取材に行ってきました。PC関連メーカーの出展が目立つ中、筆者が気になるのはやはりスマートフォン関連の製品。今年のComputexで見つけた“気になる”そして“面白い”スマートフォンやアクセサリをご紹介しましょう。
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↑エーサーのスマホは前面にもライトがある。
まずは気になったスマートフォンから。エーサーのLiquid E700は5インチHDディスプレイに1.3GHzのクアッドコアCPUを搭載したミッドレンジモデル。どこにでもありそうですが、よく見るとフロントカメラの反対側、スピーカーの横にも何かレンズのようなものが見えますよね。これフロントカメラでビデオを撮影するときのLEDライトだそうです。フロントライトスマートフォンはもしかして世界初?
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↑あなたのスマホ、SIMが2枚しかはいらないの?
そして電池カバーをはずすとマイクロSIMスロットが見えますが、1つ、2つ、そしてマイクロSDスロットと、あれ、もう1つ何かありますよ?え、ここにもSIMがはいるの?とういことで充実のトリプルSIM対応、トリプルSIMスタンドバイなのです。残念ながら3Gは1回線のみ、残りの2回線はGSMとなってしまいますが、海外に行ったときに意外とこれは使えるかも。
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↑ギガバイトのスマホには大きな秘密が!
コンパニオンの女性が大きくアピールしていたスマートフォンがギガバイトGX2。5インチフルHDディスプレイに1.6GHz CPUと、エーサーのモデルよりもワンランク上のスペック。
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↑あれ、2枚のSIMが同時に発信できる?
デュアルSIM対応で3G+GSMで利用できます。ところがGX2には他の機種にはない大きな秘密があったんです。このGX2からまずは電話をかけます。その状態で、画面上の顔が三つあるアイコンをタップ、そこに電話番号を入れて入力して発信ボタンを押してみましょう。するとこの番号にも発信できちゃうのです。写真ではSIM1が43秒通話中、SIM2が同じ状態で18秒通話中になっています。
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↑3人で同時通話ができちゃうのです。
つまり同時にSIM1、SIM2それぞれ別の相手に電話が掛けられるのですよ。しかかもその3人の間で相互に通話が可能。海外なら現地で電話しつつ日本の通訳にかけるとかそんな用途にも使えそう。ありそうでなかったアイディアですねぇ。なお同時通話を実現するためにSnapdragon 400+別途通話用モデムチップという、デュアルモデム仕様にしているとのこと。
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↑ケーブルを収納できるモバイルバッテリー。
続いてはアクセサリ類を紹介しましょう。GigaflashのiPower Bankは10400mAhの大容量バッテリー。上部のふたをあけてケーブルを収納できます。
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↑スタイリッシュなデザインにカラバリも豊富。
デザインはアップルの周辺機器っぽいおしゃれな感じです。カラバリもいい色合い。ですがただのケーブル収納バッテリーでは製品に“i”を付ける資格はありませんよね。
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↑iOS画面からバッテリー状態を確認できる。
このiPower BankはiOS端末とBluetoothで接続可能。iPhoneやiPadにアプリを入れると、そこからiPower Batteryの状態を確認できるわけ。電池残量も正確にわかるのであとどれくらいiPhoneを充電できるのかも詳細にわかりますね。バッテリーもスマートフォンから直接管理できる時代がついにやってきたんですねえ。
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↑スマホカバーが電子ペーパー化する。
OAXISが展示していたのはフリップ式のスマートフォンカバー。最近ではGALAXYシリーズでは純正品が出ていますし、他のメーカーも同じようなカバーを次々に出しています。ところがこのOAXISのカバー、なにやらグラフィックや文字が表示されていますね。そう、これ電子ペーパーなんです。専用アプリを使ってスマートフォン内に保存されている電子書籍を読んだり写真の表示が可能です。
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↑市販のスマホへ続々対応。
OAXISは実はiPhoneやGALAXY用の電子ペーパー搭載ケースを出していますが、特定機種専用品のため製造コストが高くなってしまうのが悩みの種でした。そこでこのようなフリップケース型とすることで様々なモデルへの対応できるようにしたのです。
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↑電子ペーパー部分は取り外し可能。
電子ペーパーの部分は取り外し可能になっています。機種ごとのフリップカバーを製造しそれぞれにはめこめば各機種用として販売できるわけですね。また一度買ったお客さんも、機種変更したときはカバー部分だけを買い替えればいいので安上がり。うまく考えられています。
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↑電子ペーパースマホも出ていた。
そうそう、スマートフォンのディスプレイを電子ペーパーにした端末も出展されていました。OnyxのBOOX E43は4.3インチ480x800ピクセルのディスプレイを搭載したAndroidスマートフォン。通信方式はGSMのみですがWi-Fiを使えば高速通信可能。電子ペーパーなので動画の視聴などには向きませんが、電子ブックを読む用途としては十分使えるんじゃないでしょうか?
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↑スマホで使える外付けチビカメラ。
AltekのCubicは手のひらに乗る立方体形状のカメラ。ソニーのQX10のようにアプリをいれ、スマートフォンのディスプレイでカメラをコントロール可能。なお標準版とキャラクター版があり、キャラクターは日本が誇る有名なネコ。版権の問題で写真ではぼかしています。
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↑リモートカメラとして様々なシーンで活用。
レンズ部分は使用時だけ飛び出します。ストレージはマイクロSD。三脚穴があるので離れた位置に置いておくこともできます(Bluetoothの届く範囲)。
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↑iPhone6ケースは“まだ秘密”。
そういえばスマートフォンのケース類もいろいろなメーカーが出展を行っていましたが、コソーリとiPhone 6のケースを出しているところも。但しモノは「商談するなら見せるよ」とのことで見ることはできず。
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↑きゃー、うちの製品もぜひ紹介してー!
ケースが見れずにトボトボと歩いていると、ノリよく話しかけてくるバッテリメーカーのスタッフに呼び止められました。「うちのは自信作、ぜひ見て!」。中国のOplusというOEM/ODMのメーカーとのこと。
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↑えーっと、ヒゲ剃りに興味は無いんだけど。
彼女に渡されたもの、それはどう見ても電気ヒゲ剃り。言われるがままに顎に当てると確かにヒゲが剃れます。でもComputexでヒゲ剃り出してどうしようっていうんでしょう?
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↑ヒゲ剃り型のモバイルバッテリーだった!
ところがヒゲ剃りの底面を見ると、なんとそこにはUSB端子が!そう、これモバイルバッテリーにもなるんですね。旅行に行くときなど、ヒゲ剃りならば持ち忘れも防げるでしょう。またヒゲ剃りなら充電を忘れることもないでしょうからこれはいいアイディアかも。
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↑システム手帳型のバッテリーも。
他にはA5サイズのシステム手帳に挟み込むバッテリーも出展されていました。この製品は海外でも見かけることからこの会社などが作って相手先のブランドで販売しているんですね。
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↑もうちょっと正しい進化のバッテリー。
バッテリーのOEM/ODMメーカーは他にも多数出展。やはりスマートフォンの販売数が伸びるのに合わせるように、モバイルバッテリーも需要が増えているのでしょう。
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↑SIMやメモリカードが入っちゃう。
このように本体の一部が蓋になっておりSIMやSDカードが収納できる製品もありました。なかなか便利なのでおそらく日本でもどこかの会社が販売しそう。
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↑スマホで動かせるかわいいロボット。
日本ではソフトバンクからロボットが発表されたところですが、Computexにはもっとかわいらしいクマ型ロボットが出展されていました。身体の中にはスピーカーも内蔵されています。
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↑前後や腕振り、スピーカーにも。
iPhoneにアプリを入れるとクマを前後への移動、また上下への腕振りをコントロールできます。両者の接続はBluetoothなのでiPhoneの音楽を内蔵スピーカーで聞いたり、さらにはクマを使って通話もできるとのこと。
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↑アクセサリ類だけでもネタの宝庫。
この他にはスマートウォッチが大量に出展されていましたが、それを見回るだけでおそらく半日はかかってしまったでしょう。それくらいスマートフォン関連商品が増えていたのです。来年はまる1日、いや2日くらいかけて本気でアクセサリ類を取材してみようと思います。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
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