このノートPCは13.3インチ液晶(1600×900ドット)を採用するモバイル機で、内部にはHDDを内蔵するスペースもあり、同社らしくBTOカスタムできる製品です。実はフルHDやWQHDにもできるそうなんですが、同社ではWindows 8.1のほか、Windows 7もBTOで選べるため、Windows7のときでも文字が小さくなりすぎないように、1600×900ドットに決めたそうです。もしかしたらWindows 8.1選択時はカスタムメニューにWQHDパネルが出るかもしれませんね。
特筆すべきは、内部の基板にM.2スロットを2基備え、M.2対応の高速なSSDや無線LANモジュールをBTOで選べる点です。ほか、タッチパッドやキーボード、インターフェースまわりはなるべく使いやすさを重視した設計になっているとのこと。昨今のトレンドである薄型化を重視するのではなく、しっかりとした操作性や接続性に重きを置いた古き良きクラムシェルの考え方ですね。
タッチパッドはクリックボタンを内蔵せず、シーソー式にもせず、押しやすい2ボタン式を採用。なお、キーボードは1.8ミリと深いキーストロークが得られるよう厚みのある設計にしてます。
バッテリーは内蔵型ではなく、交換できるように脱着型に。背面はネジを取ればがばっとカバーを外して内部のスロットにアクセスできるそうです。手軽に自分でカスタムしたい人にはうれしい機構。このへんはひたすら薄型化を進めたノートPCではなかなかできない芸当で、13.3ノートでは比較的珍しいつくりです。
インターフェースはギガビットLAN、USB3.0、USB2.0×2、カードリーダーのほか、HDMI出力とD-Sub15ピン出力を搭載し、およそ仕事PCとしても困ることはなさそうですね。
まだ価格や正確なサイズ/重量、詳細は決まっていませんが、HDDを搭載した場合の重量は1.5キロとのこと。
2012年にUltrabookとして発表した『LuvBook X』では3面カーボン素材を採用した超薄型軽量設計で話題になりましたが、製造のむずかしさからコストが高くつき、10万円以上の価格になってしまったので、それよりも安くしたいとコメント。比較的オーソドックスな仕様にして、製造コストを下げ(タッチ液晶も省くそうです)、なるべく低価格で最新のCPUと最新のストレージを搭載して発売したいということでした。
2in1や5in1や7in1など、変形型PCが多い今こそ、こういったオーソドックスで安価なノートPCを求めている人は意外と多そうです。発売時期は夏から秋にかけて。ずばり、僕の予想はコアi5、メモリー4GB、128GB SSD(M.2)、11ac無線LAN(M.2)、Windows 8.1で直販価格7万9980円!いかがですか小松社長!?
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