「One more thing」はナシ
基調講演で最後に発表されたのは、OS X/iOSアプリ開発用の新言語「Swift」でした。冒頭でクックが宣言したように、OS X、iOS、開発ツールの3つが約2時間をかけてたっぷりと紹介され、開発者向けイベントという、WWDCの本来的な姿に立ち返ったキーノートだったと言えます。
最後に登壇して閉幕を告げるのは、もちろんCEOのティム・クック。OS X YosemiteとiOS 8の新機能を振り返ったあとは、今日の発表内容に貢献したスタッフたちを起立させて讃えました。このあたりはスティーブ・ジョブズ前CEO時代からの恒例です。
恒例と言えばもうひとつ、「One more thing」があるのではないかと期待しましたが、残念ながらそれはナシ。昨年の「Mac Pro」のような革新的なハードウェアの発表はありませんでした。
観衆に謝意を伝えたあとは、「Enjoy!」という言葉を残し、クックは舞台を去ります。これにてWWDC2014のキーノートは終了です。
なお、すでに米国のAppleのサイトは新しいバージョンに模様替えしています。また、今日のスピーチの内容もアップロードされており、発表内容を振り返ることができます。追って日本のサイトにも同様の変更が加えられるでしょう。
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