いまどき、スマホ以外で動画を撮影する意味はないと思っているが、機能的な面はコンパクトビデオカメラに比べるとどうしても劣ってしまう。その最たるものが手ブレだ。iPhoneをはじめ、スマホには光学手ブレ補正の機能が入っていないものが多い。写真ならばまだしも、動画ともなれば安定した画角での撮影は難しくなるため、プロは三脚などを利用している。
ということで、今週はスマホでもプロが撮ったようなヌルヌルな動画を撮影できるキット『Steadicam Smoothee』を紹介してみたい。
これまでにiPhone4やGoProなどに対応したものが発売されていたが、ついにiPhone5用も登場した。使い方は、こいつを装着するだけ。すると、動きがなめらかな、まるでドキュメンタリー番組のような動画が撮影できてしまう。
どうやっているのかというと、その理由は単純。iPhoneを装着した柄の部分に手ぶれによる揺れを軽減するスタビライザーがついてるのだ。撮った映像を観れば一目瞭然、視聴しても酔うことはない。インカメラを使えば自撮りも簡単。手持ちで自撮りをしているという感じではなく、なんというかちょっと浮いた位置から撮影されている感じにもなる。
難点はちょっとでかいこと。とはいえ、三脚やコンパクトビデオカメラを持ち歩くのに比べたら楽。アタッチメントを使用すれば、他のコンデジなどでも利用できるので、頻繁に動画撮影をする人は持っておくべし。
■今週のガジェット■
『Steadicam Smoothee』
発売元のSteadicamは映画やテレビドラマの撮影現場で使われているカメラスタビライザーの老舗ブランドで、信頼性も十分。この『Smoothee』は、iPhone専用の最小サイズ。
↑iPhone5を取り付け、片手で持てる。動きながらの撮影にも適している。
発売 Steadicam(関連サイト)
実売価格 2万6000円前後
■今週の近況■
LINEの新サービス、自作スタンプがおもしろい
LINEの自作スタンプ販売が好評だ。クリエイターが本業としてやるには、そこまでうまみはないが、副業として小遣い稼ぎ程度でやるには、なかなかおもしろいプラットフォームになったと思う。今は審査が順番待ちでスゴイことになっている様子だが、もっとユニークなウケるスタンプが出てくることは間違いないだろう。それも世界レベルで売れるプラットフォームになるので、そういったことも考慮しながらチャレンジすると良いと思う。
※この連載は週刊アスキー2014年6月10日号(5月27日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文ポータルサイト
『ホリエモンドットコム』
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