MSIがインテルの最新チップセット『Intel Z97 Express』、『Intel H97 Express』を搭載したマザーボードを発表した。
今回のラインアップも、OCシリーズ、GAMINGシリーズ、Classicシリーズに分かれている。また、“わかりやすく”をポイントとしていることから、GAMINGシリーズのネーミングルールを変更している。『Z87-GD65 GAMING』を例にすると、同ランクの最新マザーは『Z97 GAMING 7』と短縮された。
●Z97のOCモデル
MSIのマザーボードシリーズでは最上位となる、オーバークロッカー向けの“OCシリーズ”の新しい特徴を紹介する。
OCモデルの上位機種『Z97 XPOWER AC』と『Z97 MPOWER MAX AC』には、パフォーマンスを引き出すため、回路を冷却する銅ベースのビルトイン水冷機構を備えている。
新しい特徴として、新開発のOCエンジンを搭載。周波数レンジで100/125/167MHzに対応。
CPUの動作倍率を8倍に引き下げる“スローモード”を採用。vCore電圧を0.8~0.9Vまで下げられる。
Z97 XPOWER AC
●予想実売価格 5万3800円前後
●5月下旬発売予定
Z97 XPOWER ACはZ97チップセットを採用したE-ATXモデル。M.2スロットを備えるほか、11ac無線LANに対応する。
●Z97のGAMINGモデル
ラインアップはATXからミニITXまで幅広く用意されている。また、ゲーマーもこだわるサウンド性能にも注力している。
USBヘッドホンとオーディオDACに完全対応。5VのUSBオーディオ電源により、高音質を実現する。
“Audio Boost2”にパワーアップ。赤いLEDを境界として、分離したオーディオ回路からクリアーな音が楽しめる。
さらに、“XSplit Gamecaster”の6ヵ月有効なライセンスが付属。ゲームの様子を記録、配信できる。リアルタイムで文字が書ける“リアルタイム・メモ”や“クロマキー合成”機能が使える。
Z97 GAMING 9 AC
●予想実売価格 3万7600円前後
●5月下旬発売予定
Z97 GAMING 9 ACはZ97搭載ATXマザー。11ac&Bluetooth4.0に対応し、M.2スロットも備える。
●Z97/H97Classicモデル
青と黒が目印のマザーボード。低価格がウリで、さらにフォームファクターはATXからミニITXと広く用意されている。
ハードウェアの故障を本質的に防ぐ“Guard-Pro”に対応。特別に設計された保護回路により、CPUとUSB機器をショートから守る。
Z97-G55 SLI
●予想実売価格 1万6200円前後
●発売日 未定
Z97&M.2スロットを搭載し、1万6200円前後とお手ごろなATXマザーとなる。
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