ファイル容量の大きい動画データをMacやiOSデバイスに保存すると、あっという間にいっぱいになってしまいます。1920×1080ドットのフルHDを撮影できる家庭用ビデオのほか、iPhoneでもフルHDが撮影できる時代となり、動画によるディスクスペースの消費は悩ましい問題です。
そこで活用したいのが、ネットワークを介してネットワークを介して外付けの大容量ストレージにデータを保存する「NAS」です。ここでは、動画だけでなくテレビ番組の録画も可能な専用デバイスをご紹介します。
動画/テレビ番組/音楽など、何でも来いの多機能NAS
nasne
■価格 2万2000円(1TB/ソニーストア価格)
■開発元 ソニー・コンピュータエンタテインメント(外部サイト)
nasneは本体内蔵のハードディスクで動画などのデータを管理できるなど、NASとしての基本機能を装備。加えて、地デジ/BS/110度CS対応のチューナーを1基内蔵し、地上デジタル放送を録画できるレコーダーとしても利用できます。DLNA/DTCP-IPにも対応しており、同一LAN内にあるiPhoneやiPadからリアルタイム放送や録画番組を視聴可能です。ただし、自宅外からのリモート視聴はサポートしていません。
「Twonky Beam」をはじめとするDLNA/DTCP-IP対応アプリがあれば、nasneで録画したテレビ番組をiPhone/iPadから視聴できます。ただし、Mac用のDLNAクライアントは存在しないため、Macからは一般的なNASとしてのみ使えます。
nasneはWi-Fi非対応のため、必ず有線LAN(イーサネット)で接続します。アンテナ端子は1基のみで、地デジ/BS/110度CSの3波を同時に視聴する場合は混合器と分波器が必要です。
iOSアプリ「S-Entrance」などを使い、自分のnasneを番組表サービス「CHAN-TORU」に登録しておきます。すると、「Gガイド.テレビ王国CHAN-TORU」というウェブアプリを利用して外出先からでも録画予約できるようになります。
nasneから録画番組を持ち出せる!
nasneに録画した番組は自宅外からリモート視聴できませんが、iOSデバイスへ移行すれば持ち出せます。以下のアプリが対応していますが、持ち出しには有料のアドオンが必要なものもあります。
Twonky Beam |
動画や音楽などあらゆるデータを保存
nasneはMacからSMBサーバーとして認識されるため、どんなファイルでもFinderから移行できます。ただし、動画/静止画/音楽ファイルは、DLNAクライアントアプリでのストリーミング再生となります。
このほか、MacPeople6月号の第1特集「ネットワークデータ管理のススメ」では、AirMacシリーズを使ったWi-Fiネットワーク構築の基礎から、大人数での写真の閲覧/テレビの録画番組を含む動画の出先からの再生/ハイレゾ音源を含めた高音質の楽曲再生など、各種のコンテンツ管理に特化したNASやネットワークプレーヤーなどを紹介しています。
また、待望のiPad版「Microsoft Office」を大活用する「Office&OneNoteで仕事効率化!!」、フィルムの代わりとなるかどうかを徹底検証した「iPhone液晶保護ガラス強度比較」、ゲーム開発環境として支持を集める「Unity超入門」、アプリ申請から公開までをまとめた「App StoreにiOSアプリを公開するためのパスポート」の4本の特集を掲載していますので、ゴールデンウィークにじっくり楽しんでいただけること間違いなしです。
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