どもどもジサトライッペイです。とあるブログ(関連サイト)で、MacBookとThunderboltエンクロージャーケースを使ったおもしろい実験を見て、ぜひ自分でもやってみたくなりました。その実験とは、デスクトップ用のグラボをそのエンクロージャーに挿して、Thunderboltの外付けGPUとして動かすというもの。
早速ブログを書いている中の人(関連サイト)に連絡を取り、製品を借りてテストしてみました。
↑使ったThunderbolt対応エンクロージャーは『NA-211TB』(直販価格10万2600円)。本来はPCIエクスプレス対応のストレージを挿して使う外部拡張ボックスです。 |
↑なかにはThunderboltポート×2を備えたボードとPCIエクスプレス×8(エッジフリーで×16形状のグラボも挿せます)。 |
テストに使ったのはGeForce GTX760。NA-211TB内蔵電源ユニット(250W)は6+2ピンの補助電源ケーブルが2本ぶら下がっており、なんなく電源供給できました。
↑グラボを挿したところ。ちなみにGTX560Tiでも電源容量は足りましたが、補助電源のないGTX750ではPCIエクスプレスから電源供給が足りないせいか、うまく動きませんでした……。 |
ハードの準備ができたら、MacBookの“kext”というファイルを正確に書き換え、Thunderbolt接続し、MacBookを起動すれば(自動でエンクロージャーも起動)、グラボから外部ディスプレーに映像が出ます。
↑正直GPGPUとして動作させる場合は、外部液晶に出力する必要はないのですが、とりあえず感動しましたので記念に1枚。 |
しかし、サクッと出せたはいいものの、ここからが大変でした……。結論から言えば、ゲームの性能は上がらなかったものの、GPGPUを使う動画編集ソフトでは明らかにMacBookの性能が高速化。調子に乗ってThunderbolt搭載NUCでも違うアプローチでThunderbolt対応外付けGPU大作戦を敢行したのですが、その模様はアスキームック『快適ゲームPCが自作できる本』(4月30日発売)のジサトライッペイの巻でご覧ください。
■関連サイト
maxserve blog
NA-211TB製品情報
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