MacBook Airをはじめ、内蔵ディスク容量が少ないMacを使っているユーザーのいちばんの悩みは、たまっていく一方のデータの保存先でしょう。そこでお勧めしたいのが、ネットワークを介して外付けの大容量ストレージを使う「NAS」の導入です。
ひと言にNASと言っても、一般的なパソコン向けのものから、音楽や写真など各種のコンテンツ管理に特化したNASもあります。ここでは、ハイレゾ音源を含めた高音質の楽曲再生が可能なオーディオプレーヤーを紹介しましょう。
自宅内の音源を集約して高音質再生!
HAP-S1
ソニー
価格:7万6000円前後(ソニーストア)
500GBの内蔵ハードディスクに保存した楽曲を再生可能なオーディオプレーヤー。MP3やAACといった圧縮音源のほか、最大で192kHz/24ビットの無圧縮音源(WAV/AIFF)とロスレス音源(FLAC/ALAC)をサポートし、さらにDSD(2.8/5.6MHz)の再生にも対応します。独自の音質向上技術「DSEE」により、AACなどの非可逆圧縮音源もCDクオリティーで楽しめます。
本プレーヤーがNASのような役割を果たし、コピーした楽曲のライブラリ管理が可能です。アンプを内蔵しているため、接続したスピーカーで再生までこなします。同一ネットワーク内のiOSデバイスから、選曲や再生/停止といった操作も可能です。
●Finder/アプリ経由でデータ転送
ファイルサーバーにはSMBが採用されているので、Wi-Fiまたは有線でLANに接続するとアイコンがFinderの共有欄に現れます。それをマウントすれば準備完了。いわばHAP-S1がNASとしてMacに認識されるので、あとは聴きたい音源をコピーしましょう。
ソニーのウェブサイトで無償配布されているMac用アプリ「HAP Music Transfer」(外部サイト)を使えば、指定したフォルダーを監視して音源をHAP-S1へ自動転送できます。
●これ一台でDSD音源も楽しめる!
DSD形式の再生に対応し、USB-DACなどの追加機器なしにDSDならではの滑らかな音を楽しめます。500GBでも十分楽曲を保存できますが、USBハードディスクを接続して拡張も可能です。
● スピーカーをつなげばミニコンポ風に
最大出力80W(40W+40W)のアンプを内蔵しており、スピーカーを接続すれば本体から直接再生も可能です。ハードディスクに蓄えた音源だけでなくネットラジオも聴けるので、ミニコンポ代わりに利用できます。
●設定や曲情報編集も表示可能なアプリ
本体のダイヤルを回して直接選曲もできますが、iOSアプリ「HDD Audio Remote」で操作も可能です。トラックやアルバムの削除、曲情報の編集やDSEEのオン/オフなどの設定もアプリから実行できます。
●関連サイト
・HAP-S1(ソニー)
このほか、MacPeople6月号の第1特集「ネットワークデータ管理のススメ」では、AirMacシリーズを使ったWi-Fiネットワーク構築の基礎から、大人数での写真の閲覧/テレビの録画番組を含む動画の出先からの再生/ハイレゾ音源を含めた高音質の楽曲再生など、各種のコンテンツ管理に特化したNASやネットワークプレーヤーなどを紹介しています。
また、待望のiPad版「Microsoft Office」を大活用する「Office&OneNoteで仕事効率化!!」、フィルムの代わりとなるかどうかを徹底検証した「iPhone液晶保護ガラス強度比較」、ゲーム開発環境として支持を集める「Unity超入門」、アプリ申請から公開までをまとめた「App StoreにiOSアプリを公開するためのパスポート」の4本の特集を掲載していますので、ゴールデンウィークにじっくり楽しんでいただけること間違いなしです。
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