みなさん、おはようございます。MacPeople/週刊アスキーを絶賛兼務中の吉田でございます。さて、本日は4月22日は「アースデイ」と呼ばれる記念日です。平たくいうと環境問題を考える日です。もともとは1970年4月22日に米国の上院議員が宣言した記念日なのですが、現在では全米各地で地球環境を考えるイベントが開催されるなど盛況なようです。
ちなみに日本国内でも、先週の土日に環境省や文部科学省、農林水産省などが後援する「Earth Day Tokyo 2014」(外部サイト)というイベントが代々木公園で開催されるなど、少しずつ浸透しているようです。
Appleの環境への取り組みを紹介するページ |
Appleはこういった取り組みを後押しするため、環境問題に対する取り組みを紹介するページをリニューアル(外部サイト)。また本日4月22日に限り、銀座と渋谷、心斎橋のApple Storeの各店舗に掲げられているリンゴマークの葉の部分を緑色に点灯させます。例年12月1日の世界エイズデーには、一部のApple Storeでリンゴマークは赤色に点灯しますが、アースデイでは全体じゃなくて葉の部分だけが点灯するんです。これは見逃せませんね。
ちなみに、葉の部分を緑色に点灯させるApple Storeは、国内3店舗を含め全世界で90店舗だそうです。さらに、ストアのスタッフが着用するTシャツと名札用のストラップもグリーンになるそうです。
Apple Store 銀座店 |
Apple Store 渋谷店 |
Apple Store 心斎橋店 |
もちろん、Appleは葉の部分を緑に点灯させたり、スタッフを緑ずくめにするだけではありません。Appleのウェブサイトでも公開されているように、Appleは再生可能エネルギー100%の取り組みを実施しているのです。具体的には、太陽光、風力、水力、地熱といった環境に悪影響を与えないエネルギーを自社施設で利用しています。2010年と2013年の比較では、Appleの全世界の自社施設における再生可能エネルギーの使用量は169%もアップしているそうです。自社キャンパスでは86%、データセンターではなんと100%です。もちろん、現在建設中の新社屋である「Apple Campus 2」でも100%の再生可能エネルギーを使うそうです。
ちなみにAppleは、オレゴン州ブラインビルに新しいデータセンターを建設するうえ、地域内の水力発電所の事業も引き継いでデータセンターの電力として使うという噂がありました(外部サイト)。これは真実だったようで、Appleのウェブサイトでは現在、灌漑用水路から流れてくる水の力を利用するマイクロ水力発電システムを建設中とのこと。2014年中に完成予定で、これによりデータセンターのほとんどの電力を供給できるそうです。
また、ノースカロライナ州メイデンにあるデータセンターは、私有の再生可能エネルギー発電設備としては米国最大となる20メガワット太陽光発電装置2基を施設内に設置しています。
Appleが所有する20メガワットの太陽光発電装置 |
環境を守るという意味では、App StoreやiTunes Store、iCloudなど、Appleが提供しているクラウドサービスも当てはまります。デジタルデータをやり取りすることで、紙やパッケージなどの資源を使わずに済みますし、配送用のトラックを削減できます。AppleはこういったCO2削減の取り組みにも力を入れています。
環境に関するこれまでのハイライト |
さすがにMacやCinema Displayなどは、パッケージなしとかデジタルとかでは実現できませんが、これらのデバイスについてはエネルギー効率の高い製品を目指しています。これらの製品のエネルギー効率の指標としてはENERGY STARの認定がありますが、Mac miniやiMac、MacBookシリーズは、ENERGY STARの認定条件を大幅に上回っているのです。MacBookシリーズのバッテリーがが長持ちするということは、それだけ環境にもやさしいわけですね。
初代iMacから最新iMacまでのスリープモード時の電力消費量 |
現在のMacのラインアップを見ると、超ハイエンドマシンのMac Proを除くと、標準構成のCPUはCore i5だったり、GPUはモバイル用の低消費電力のものだったりと、スペックを第一に追い求めるのではなく、一般的なユーザーが満足するいい塩梅のハードウェア仕様です。もちろん、マシンパワーが必要なユーザーはCTOでスペックアップすればいいので、理にかなっていますね。
とはいえ、Mac Proはオーバースペックだとは思いつつ、ついつい買ってしまいそうになる魅力があります。環境問題を考えるなら、1GPUでCore i搭載の低スペックMac Proもお安く販売してほしいところです。
話がだいぶそれましたが、アースデイの本日、この記事を読んでApple Storeに出かけるなら、1つアドバイスがあります。ぜひ、暖色系の服を着用しましょう。スタッフが着ているTシャツは緑なので、補色である赤やオレンジだと目立つこと間違いなし。
さて、好評発売中のMacPeople5月号(3月28日発売)は、Macintosh30周年特集第3弾!「History of Mac OS」と題して、初代MacintoshのSystem 1.0から最新のOS X Mavericksまで歴代Mac OSが受け継いできた仕組みや機能を隅々まで紹介しています。そのほか、WindowsからMacへの乗り換え術、iOS 7.1の新機能紹介、iBeaconの活用テクニックまで盛りだくさんです。
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またMacPeople 4月号では、Macintosh30周年特集第2弾として、Macintosh PortableやPowerBookなど歴代ノート型Macをたっぷり紹介しています。そのほか、2014年知っておきたい最新テクノロジー解説、Googleサービス使いこなし術、MacやiPhone/iOSのトラブル解決技など、じっくり楽しんでいただけること間違いなしです。そしてMacPeople 3月号は、Macintosh30周年特集第1弾として、「30th Anniversary Macintosh」を掲載しています。歴代の一体型/デスクトップ型として初代MacintoshからSE、SE/30、Color ClassicなどのコンパクトMac、Macintosh IIやIIci、IIsi、IIfx、LC475などのセパレート型Macの驚愕のテクノロジーをひも解いていきます。また第2特集では、最新のMac Proも詳しく紹介しています。3号まとめて手に入れると、30年間のMacの歴史が丸わかりですよ!
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