空前のMVNOブームですが、また悩ましい選択肢の登場です。
アクセリアから発表されたpointy(ポインティ)SIMはVoIP込みで現状最安、海外ローミング対応、ポイント制導入など新しい試みが満載。
↑発売は4月23日。ただいま、アスキーストアで予約受付中。 |
SIMカードの形状は標準(ミニ)、マイクロ、ナノの3種。さらにSMS対応・非対応でパッケージ、プランが分かれています。
料金コース |
↑300KbpsのコースでもLTE対応端末でLTE用アクセスポイントを設定すれば、LTEと3Gの空いているほうで接続される。公平制御とは、3日で366MBを超えた際、翌日1日を100Kbpsに制限する場合があるというもの(必ずではない)。ライトプランは関係ない。 |
従来のMVNOパッケージは通話とSMSがセットになっていることが多かったですが、pointyは回線交換による通話はサポートせず(現時点では)、いずれのプラン用にもVoIPをデフォルトで提供しています。SMS非対応のほうが料金は低いですが、ACCNの個人的オススメはSMS対応版。理由は以下の2点です。
まず、ネットワーク接続の技術的な理由により、SMS対応SIMのほうが端末のバッテリーの“もち”がよくなります。
そして、もうひとつがアンテナピクトの問題。SMS非対応SIMはiPhoneなどiOS端末と、一部のアンドロイド端末で電波状況を示すメーターが表示されません。その点、SMS対応SIMだとバッチリです。
業界最安888円はSMS非対応SIMになりますが、SMS対応SIMのライトプランが魅力的な選択肢と思います。月額は他社サービスより100円以上高くなりますが、VoIP、海外ローミングのほか、1日70MBの制限があるとはいえ、月2GB以上使えるのは他社の倍近いマックス値となります。制限後の規制は速度100Kbpsと他社の半分以下になりますが、まぁ100も200も遅いことに変わりないので、それより確実に翌日には制限が解除される安心感のほうがメリットに感じます。
ビジネス2GBはVoIP、海外ローミングがあるとはいえ、他社サービスより若干、割高感がありますね。なお、海外ローミングは、いわゆるドコモの接続先(pointyもドコモ回線を利用したMVNO)につながります。ただし、海外パケット定額などは適用されず、5万円でストップするしくみ。国際電話をかけるよりは安くて済みますね。
利用の手順はいたってシンプル。
利用開始はウェブで手続き |
↑PCで公式サイト(www.pointy.jp)から申し込み手続きに進む。SIMカードの裏にある発信番号と端末製造番号(スマホではない)、メアドを入れるだけ。 |
接続IDはSIMごとに異なる |
↑接続ID、パスワードはユーザーごとに異なる。APNはXi(LTE)用とFOMA(3G)用でわかれている。LTE対応端末なら、通話300でもLTE用APNを用いたほうがいい。共通設定はAndroidの場合、自動で入る値と同じだ。なお、ローミング用APNも別途存在する。 |
iOS端末の場合はプロファイルをダウンロード |
↑iPhone、iPadの場合、PCから構成ユーティリティーを用いないとAPNを設定できないが、ユーザー情報ページから直接ダウンロードできる。無線LAN経由でiPhoneからダウンロードするのが手っ取り早い。 |
VoIPアプリはストアからダウンロード |
↑カナダ製のコーデックを用い、高い通話品質を誇るVoIPアプリ『pointy』。もちろん、完全日本語仕様。iPhone、Android版を用意する。複数端末からログインでき、最後にログインした端末へ着信するしくみだ。 |
pointyは通話するごとポイントが貯まり、アマゾンやマクドナルドなどの商品券と交換できます。また、応答ボイスを声優の福原香織さんにできるといった遊び心も。隠しメッセージもあるそうなので、後日ご案内させていただきますね。
週刊アスキーのニコニコ生放送『デジギア☆リーク』4月22日放送回で商品を紹介しました。こちらも合わせて御覧ください。
さらに詳細なスペック&オンライン購入はこちらでどうぞ(品切れてしまったらすみません)。
pointy SIM 標準SIM パッケージ SMS対応版のご購入はこちら
pointy SIM microSIM パッケージ SMS対応版のご購入はこちら
pointy nanoSIM パッケージ SMS対応版のご購入はこちら
●関連サイト
アクセリア
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