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さよならWindows XP ついに最後のサポートを終了

2014年04月09日 17時30分更新

 日本マイクロソフトはWindows 8.1 Updateが提供された(関連記事)4月9日に発表会を行ない、同日提供のセキュリティーアップデートを最後に、改めてWindows XPのサポートを終了を宣言した。

WindowsXP終了宣言

 マイクロソフトはWindows XPユーザーに対し、2001年10月の発売以来、約12.5年もの長い年月にわたり、サポートを行なってきた。終了することはすでに何度か注意喚起していたものの、2013年4月9日からの残り1年間は“移行支援強化月間”として、店頭やテレビ等、さまざまな方法でXPサポート終了とそれに伴うセキュリティー面での危険性周知に力を注いだ。また、そういった情報に普段触れていないユーザー向けに、Windows Update経由での注意喚起も実施して、ようやく本日を迎えたカタチだ。

WindowsXP終了宣言

 配布された最後の更新プログラムは、以下4つ。IE6の場合は、セキュリティーセンターから更新可能だ。

●Windows XP用更新ファイル(重要/MS14-019)
 問題解決→Windows のファイル操作コンポーネントの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2922229)
●Microsoft Office用更新ファイル緊急/MS14-017)
 問題解決→Microsoft Word および Office Web Apps の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2949660)
●Internet Explorer用更新ファイル緊急/MS14-018)
 問題解決→Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2950467)
●Microsoft Office用更新ファイル(重要/MS14-020)
 問題解決→Microsoft Publisher の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2950145)

WindowsXP終了宣言

 さらに今後、XPユーザーがリスクを軽減するための対策として、すべてのセキュリティー更新プログラムを適用し、アンチウイルスソフトの定義ファイルを必ず最新にした上で、ネットから切断すること、また、PC間のやり取りとして使われるUSBメモリーやメモリーカードなどの使用を禁止するようお願いをした。

 もちろん、最新OSへの移行が最も安全となるため、これから重い腰を上げて移行を検討する個人、法人向けユーザーには、相談窓口を設置。購入者のみを対象としていたサポート窓口の間口を広げる。

●個人向け相談窓口(~2014年5月31日までの期間限定)
 0120-256-790(フリーダイヤル)
→データ移行ツール『XP専用 ファイナルパソコンデータ引っ越しeXPress』(関連記事)

●法人向け相談窓口(~2014年6月末までの期間限定)
 0120-023-999(フリーダイヤル)

 今はXPだけが騒がれてはいるが、今後ほかのOSに関しても、サポート終了の時期が必ずやってくる。Windows Vistaは3年後の2017年4月11日、Windows 7は2020年1月14日と東京五輪の年に終了を迎える予定だ。日本マイクロソフトはXPサポート終了についての厳しい報道は認識してはいるものの、これまでの啓発が十分でなかったことだと考え、今後も移行促進は継続してやっていくつもりであると、発表会で報道関係者に打ち明けた。また、今後XPの更新プログラムを出さないとしても、世の中の状況を捕え、対策方法に関する情報提供はしていく方針という。

■関連サイト
2014 年 4 月のセキュリティ情報
日本マイクロソフト
最新の Windows 8.1 Update をインストールする

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