少し前から流行中の3Dプリンター。DMMなどが出力サービスを展開しTV CMを公開したことでも話題を呼んでいる。しかし、この3Dプリンター、出力をするためには元になるCADなどのデータが必要だが、用意するのは簡単ではない。リアルフィギュアなど、人間を模したものであればなおさらだ。
ということで、紹介したいのがリスマチックの『瞬撮ご来社スキャンサービス』。カメラなどを用いて3Dデータを作成し、石膏フィギュアを作成してくれるサービスだ。東京神田にある同店には、数十個のハイクオリティーカメラで同時撮影できる瞬撮サービスがあり、多方面から同時に撮影を行なうことで、一瞬にして3Dデータの素材を撮ることができる。
さらに、撮影した3Dデータにワイヤーフレームを入れることで、画面上でハイクオリティーの人体像をグリグリ動かすことが可能になる。もちろん撮影しただけではダメで、いろいろと3D職人が加工をしなければならない(ここがノウハウというわけだ)。今後は、グラビアアイドルがここでスキャンしてデータを売るサービスも出てくる気も。というのも、グラビアアイドルの3Dデータを加工し、オキュラスリフトなどで表示させれば、バーチャルではあるものの、あたかも目の前に本人がいるかのような状況を再現できてしまったりするからだ。
映画の中で観ていたようなバーチャルサービス。『攻殻機動隊』のような世界は、実はもうすぐソコまで来ているのである。
■今週のガジェット■
『瞬撮ご来社スキャンサービス』
東京リスマチック 立体造形工房 神田店のみのサービス。動きのある人物のポーズをスキャンし3Dデータを作成、さらに10~30センチのフィギュアを作成してくれる石膏出力サービスがセットになっている。
↑フィギュアの実例。結婚など、家族の記念日にもオススメ。
発売 東京リスマチック(関連サイト)
価格 3Dデータ制作 5万円+石膏出力サービス 1万円~
■今週の近況■
任天堂に香港の巨大投資家が迫る!?
香港のファンドが、任天堂にモバイル向けゲームをつくるように要求しているとか。まあ、当然の要求だ。任天堂の選択肢は2つ。ひとつは既存に匹敵するスマホプラットフォームをつくること。もうひとつはソフトウェアメーカーに特化し、スマホ向けにもゲームを供給すること。前者の選択肢はないだろうが、もしかするとウェアラブルデバイスで新しいコンセプトを提案し、再びシェアを握るかもしれない。実行するには、非上場会社のほうがいいのかも。
※この連載は週刊アスキー2014年4/1-8合併号(3月18日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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