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腕時計型スマホは、まるでスパイの七つ道具のようなガジェットだった

2014年03月21日 14時00分更新

 男の子なら一度はあこがれそうな、探偵やスパイの七つ道具……。それよりも凄いかもしれないウェアラブルスマホ『ARES EC309』を借りることができたので試してみました。

 ARES EC309は、日本で初となる音声通話対応の腕時計型ウェアラブルスマホ(関連記事)となっており、3G通信もできます。予約販売を4月上旬より再開するとのこと。

ARES_EC309

起動すると、Windows的なアレにそっくりなホーム画面が。

ARES_EC309

 一度タイルの設定さえ済ませれば、小さな画面でも使いやすいのですが、タイル設定のボタンがとても小さいので最初はスタイラスペンを使ったほうがいいかもしれません。

ARES_EC309

 また、ハードキーとしてメニューボタンはついていませんが、ステータスバーの右にある四角いのがメニューとなっております。

ARES_EC309

 起動してからディスプレーが消灯すると、次からは時計が表示されます。上方向にスワイプするとカレンダーアプリ、下方向で音楽アプリ、右方向で電話アプリ、左方向でホームへと変わります。タップすると時計の見た目を変えられました。

ARES_EC309

 本体のヨコにはマイクロUSBがあり、付属の変換コネクターを利用するとイヤホンが使えるように。もちろん充電もここから行ないます。
 たまに時計確認のためディスプレーをつけるといった使い方だと、半日でバッテリーの残りが10%くらいでしたので、1日使用するのは厳しそうです。

ARES_EC309

 バンドの付け根にマイクロSIMを入れるところがあるので、さっそく付属のヘラのようなアイテムを使いズブッと挿します。

ARES_EC309

 本体のベルト部にスピーカーがついているので、本当に腕時計スタイルで通話できました。ただ音が小さめなので、外での使用はBluetoothのヘッドセットを使ったほうがよさそうです。
 オーディオ以外のBluetoothには対応しておらず、キーボードなどは接続はできないのであしからず。

ARES_EC309

 3G通信ができてGoogle Playにも対応しているので、そのままアプリを入れられます。LINEの起動と通話、そしてチャットもできましたが、パズドラをはじめとしたゲーム系のアプリは一部起動しませんでした。

ARES_EC309

 なんとテザリングにも対応しています。バッテリーのことを考えると長時間使うのには向きませんが、少しだけ通信したいなどいうときに使えそうです。

ARES_EC309

 日本語の入力が最初の状態だとできないので、別途インストールが必要。オススメはSimejiですね。他の入力アプリだと変換候補がフリック入力で見切れる中、Simejiだけはおさまってくれました。

ARES_EC309

 麻酔針は出ないけどカメラならヨコについております。なんとなくスパイ気分を味わえますが、いけないことに使ってはダメですよ?
 左腕に装着して、右側が撮れる作りになっているので慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。また電源や戻るボタンの反対側にレンズがあるので、汚れやすいです。

ARES_EC309

 しっかり撮ろうと頑張った結果がこのようになります。

 腕時計ひとつで全てができる!……にはまだ少し早いかもしれませんが、データ通信まで対応しているこのARES EC309。腕時計のラインアップとしておひとついかがでしょうか?

●関連サイト
ARES EC309商品ページ
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