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防水化iPhone5sが壊れたのでいろいろ頑張った…けど…

2014年03月14日 14時00分更新

 「続く……」と書いてから、なかなか続編をご紹介できずに申し訳ありません。いろいろバタバタしておりました……。

 先週、買ったばかりのiPhone5sにmodcrewの防水加工サービスを施して、水をジャバジャバかけた防水テストの結果を記事にしました(関連記事)

防水化したならジャバジャバやるよね?
防水失敗?

 記事用テストを終えたあとも、水をとんでもない量かけてたのですが、ふとみると画面が消えています

 なにかの拍子に電源ボタンを押しちゃったんでしょうね。で、電源ボタンを押してみました。
……画面が点灯しません。
あれ? 電源落ちた?

電源ボタンを押しても画面がつかない…
防水失敗?

 電源ボタンを長押ししたり。ホームボタンとの同時押しもやってみました。

……やっぱり点灯しません。
え、あ、いやいやいや!

ホームボタンでもつかない…
防水失敗?

 うしろで見ていた編集部員がザワザワしはじめました。
 気付かれないように、それとなくLightningケーブルを挿しましたけど、1ミリも動く気配がありません…。

orz……
 

きれいな顔してるだろ。
防水失敗?
ウソみたいだろ。死んでるんだぜ。それで…。


 水に濡れてもへっちゃらだった頃が、走馬燈のように流れていきます……。

楽しかった思い出…
防水失敗?
SIMスロットに水入れたり…
防水失敗?
Lightning端子にもたっぷり…
防水失敗?

 やっちまいました。たぶん水によるショートです。

 「防水なのに水没で壊れるの?」と思った方、そうなんです。
 modcrewさんの防水加工サービスは生活防水程度までで、水没は非対応とうたっています。あれだけ(走馬燈)ジャバジャバ水をかけたらNGなのは当たり前ですね、きっと……。

水没しちゃったら、やることは決まってます。
1.電源オフ(または電池を抜く)
2.徹底的な脱水作業
3.ひたすら祈る


 電源はもう入らないのでクリアーとみなして、すぐに脱水関連アイテムの手配。
 会社近くの100円ショップに飛び込んで、乾燥剤チャック付きビニール袋をゲットしました。
 “水に落としたら乾燥剤”というのは、仕事柄なんどもきいていましたが、まさか自分で確認することになるとは……。都市伝説じゃないことを祈るばかりです。

食品用の乾燥剤
防水失敗?

 食品用のもので10個入ってました。いわゆる“シリカゲル”ですね。電子レンジでチンすることで再利用できるとのこと。物知りになってしまいました。

ジップロック的なもの
防水失敗?

 冷蔵庫や冷凍庫に入れるときに使うアレです。端末と乾燥剤を入れても余裕ある18x16.5センチサイズ。25枚も入ってました。

準備できたので、手早く作業開始。
 まずは内部の水を極力減らすべく、SIMカードスロットは取り外して端末を振りまくりました。アチコチの穴から水が出まくります。これを根気よく10分ほど続けました。
※「水分が端末内を移動すると、あちこちが腐食する」ため、振らない方がいいという考えもありますが、“おそらく電源はオフ”であり“なるべく早く処理する”ことを考慮して、振ることを選択。

ひたすら振って脱水
防水失敗?


 次に、ビニール袋にシリカゲルを敷いて端末を入れ、さらにシリカゲルを上から入れてサンドイッチ状態に。袋内の空気を抜いてチャックをしたら、その袋ごと別の袋にシリカゲルといっしょに入れます。二重に密封にすることで、なかの水分だけを吸収するようにしました。

シリカゲル4つ入り袋に投入
防水失敗?
さらにシリカゲル袋に…
防水失敗?

 あとはひたすら祈って、待つだけです。私の場合はiPhone5sがメイン端末じゃないこともあって、丸3日間放置しておきました。

あとは3日間祈り続けるだけ…
防水失敗?

そんなわけで3日後。
シリカゲルの袋からiPhone5sを取り出し、電源オン……シーン
Lightningケーブルを挿してみますが……シーン
えー、今度こそ終了です。ありがとうございました。

防水失敗?

 気持ちの整理がついたら、アップルストアに持ち込んできます。でも、修理すら断わられそうですね…

今回の教訓
・防水加工でも水をかけすぎない
・シリカゲル伝説を過信しない
・完全に壊れても泣かない


関連サイト
●modcrew(防水加工サービス)
 

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