「続く……」と書いてから、なかなか続編をご紹介できずに申し訳ありません。いろいろバタバタしておりました……。
先週、買ったばかりのiPhone5sにmodcrewの防水加工サービスを施して、水をジャバジャバかけた防水テストの結果を記事にしました(関連記事)。
防水化したならジャバジャバやるよね? |
記事用テストを終えたあとも、水をとんでもない量かけてたのですが、ふとみると画面が消えています。
なにかの拍子に電源ボタンを押しちゃったんでしょうね。で、電源ボタンを押してみました。
……画面が点灯しません。
あれ? 電源落ちた?
電源ボタンを押しても画面がつかない… |
電源ボタンを長押ししたり。ホームボタンとの同時押しもやってみました。
……やっぱり点灯しません。
え、あ、いやいやいや!
ホームボタンでもつかない… |
うしろで見ていた編集部員がザワザワしはじめました。
気付かれないように、それとなくLightningケーブルを挿しましたけど、1ミリも動く気配がありません…。
orz……
きれいな顔してるだろ。 |
ウソみたいだろ。死んでるんだぜ。それで…。 |
水に濡れてもへっちゃらだった頃が、走馬燈のように流れていきます……。
楽しかった思い出… |
SIMスロットに水入れたり… |
Lightning端子にもたっぷり… |
やっちまいました。たぶん水によるショートです。
「防水なのに水没で壊れるの?」と思った方、そうなんです。
modcrewさんの防水加工サービスは生活防水程度までで、水没は非対応とうたっています。あれだけ(走馬燈)ジャバジャバ水をかけたらNGなのは当たり前ですね、きっと……。
水没しちゃったら、やることは決まってます。
1.電源オフ(または電池を抜く)
2.徹底的な脱水作業
3.ひたすら祈る
電源はもう入らないのでクリアーとみなして、すぐに脱水関連アイテムの手配。
会社近くの100円ショップに飛び込んで、乾燥剤とチャック付きビニール袋をゲットしました。
“水に落としたら乾燥剤”というのは、仕事柄なんどもきいていましたが、まさか自分で確認することになるとは……。都市伝説じゃないことを祈るばかりです。
食品用の乾燥剤 |
食品用のもので10個入ってました。いわゆる“シリカゲル”ですね。電子レンジでチンすることで再利用できるとのこと。物知りになってしまいました。
ジップロック的なもの |
冷蔵庫や冷凍庫に入れるときに使うアレです。端末と乾燥剤を入れても余裕ある18x16.5センチサイズ。25枚も入ってました。
準備できたので、手早く作業開始。
まずは内部の水を極力減らすべく、SIMカードスロットは取り外して端末を振りまくりました。アチコチの穴から水が出まくります。これを根気よく10分ほど続けました。
※「水分が端末内を移動すると、あちこちが腐食する」ため、振らない方がいいという考えもありますが、“おそらく電源はオフ”であり“なるべく早く処理する”ことを考慮して、振ることを選択。
ひたすら振って脱水 |
次に、ビニール袋にシリカゲルを敷いて端末を入れ、さらにシリカゲルを上から入れてサンドイッチ状態に。袋内の空気を抜いてチャックをしたら、その袋ごと別の袋にシリカゲルといっしょに入れます。二重に密封にすることで、なかの水分だけを吸収するようにしました。
シリカゲル4つ入り袋に投入 |
さらにシリカゲル袋に… |
あとはひたすら祈って、待つだけです。私の場合はiPhone5sがメイン端末じゃないこともあって、丸3日間放置しておきました。
あとは3日間祈り続けるだけ… |
そんなわけで3日後。
シリカゲルの袋からiPhone5sを取り出し、電源オン……シーン。
Lightningケーブルを挿してみますが……シーン。
えー、今度こそ終了です。ありがとうございました。
気持ちの整理がついたら、アップルストアに持ち込んできます。でも、修理すら断わられそうですね…
今回の教訓
・防水加工でも水をかけすぎない
・シリカゲル伝説を過信しない
・完全に壊れても泣かない
関連サイト
●modcrew(防水加工サービス)
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