被災地の「心」の復興を描く特集ドラマ『ラジオ』ブルーレイ＆DVDが本日発売

2014年03月10日 10時00分更新

　NHKの特集ドラマ『ラジオ』のブルーレイ＆DVDが3月10日に発売。

　『ラジオ』は、東日本大震災の被災地である宮城県女川町に実在する“女川さいがいFM”が舞台のドラマ。

　震災から10ヵ月、地元の人たちによって放送が続けられた臨時災害放送局に、仮設住宅に引きこもる女子高生“某ちゃん。”が周囲の人たちのすすめで参加。

　ほとんど何もしゃべれない彼女に「話すのが苦手なら文字で表現したら」と、ブログで少しずつ、少しずつ自分自身の心境をつづりはじめていく。

　そんな某ちゃん。のブログが突然炎上！　ふだんは10人ほどだった閲覧者が、100万人超えに……。窮地に立たされる某ちゃん。と仲間たち。

　被災地の女川で“ブログ”と“ラジオ”を経験し、自分自身を取り戻していく女子高生と仲間たち。“震災”を描くのではなく、“心”の復興を描くストーリー。

　原作は実在する女子高生アナウンサーの某ちゃん。そして、脚本は一色伸幸が担当。ドラマではあるものの、2012年の1月下旬から2月下旬、復旧工事が進む女川町内でロケが行なわれ、劇中のラジオで使われていた楽曲は、実際の女川さいがいFMで使われているものを使用。

　ドキュメンタリーに近い独自のスタイルで、平成25年度の文化庁芸術祭、テレビ・ドラマ部門で大賞を受賞。

　某ちゃん。を務めるのは刈谷友衣子。兄貴分の蒲鉾店四代目・國枝に吉田栄作、母親役に西田尚美ほか、豊原功補やリリー・フランキーなど名優が脇を支える。

特集ドラマ『ラジオ』
●発行・販売元 NHKエンタープライズ
●価格 3800円（税別）

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