新興メーカーの躍進も感じられるMWC2014。中国ではメジャーメーカー入りしたOPPOも今回MWCに初の出展を行なっています。
■ハイエンドスマホ、N1でグローバル展開をはじめたOPPO
OPPOは中国でハイエンド製品から女性向け端末、また音楽に特化した製品など様々なスマートフォンを販売しています。製品のクオリティーも高く中国では人気メーカーのひとつ。同社ブースはフラッグシップモデル、『OPPO N1』を中心とした展示を行っていました。N1はすでに海外の一部国でも販売が始まっています。
『OPPO N1』
■5.9インチ
N1の基本スペックはクアッドコア1.7GHz CPU(Snapdragon 600)、5.9インチフルHDディスプレー、1300万画素カメラ。RAMは2GBと十分で、ROMは16GB、32GBの2タイプがあるとのこと。OSはAndroid 4.2、その上に自社開発のUI、Color OSを搭載しています。本体カラーはホワイトで、前面側にはメーカーロゴも無く、大手メーカーの製品と思えるほど全体のつくりはしっかりしています。
■背面にはタッチセンサーを内蔵
背面を見るとカメラの下にメーカーロゴが印刷されています。そしてそのロゴの下の30x40ミリの部分はタッチパネルとなっており、本体を握ったままで指先を動かすことで画面操作などが可能になっています。
■1センチを切る薄さ、ホールディング感も悪くない
本体サイズは170.7x82.6x9ミリ、213グラム。5.9インチモデルだけに若干重量はありますが、1センチを切った薄さとかまぼこ状のカーブを描いた断面形状のため持ちにくいということはありません。
■迫力の5.9インチファブレット
最近は、各社のハイエンドモデルのディスプレーサイズが続々と大型化していますが、N1もそれにならい5.9インチフルHDと迫力の大画面を搭載しています。タブレット代わりにも十分使えるでしょう。なお中国の3Gに対応した初代モデルは昨年9月に発売開始、そして12月にはW-CDMAに対応したグローバルモデルが登場しています。
■1300万画素カメラは前後に回る
N1はメインカメラ1つしか搭載しておらず、フロントカメラがありません。実はN1はカメラ部分をそのまま前後に回転することができるのです。
■最大206度まで回転するカメラ
この回転カメラは昔のソニー・サイバーショットやVAIO C1のようなギミックですね。回転する角度は206度。前面側でツライチにすることも可能ですし、さらに回転させ写真のように最大の206度まで回転させれば、N1本体を持ったまま自分撮りをすることも可能なわけです。
■カメラアプリは自動起動
カメラは自由な位置で止められます。またカメラを回すと160度くらいの位置でカメラアプリが自動起動。友人などと一緒に写真を撮るときなど、カメラを回転させるだけですぐに撮影状態に入れます。
■日本語ロケール標準搭載
ロケールは各国のものを搭載しており、日本語も標準で入っています。カメラギミックだけではなく本体のデザインや質感もこのまま日本で出しても十分通用するレベルと感じられるだけに、SIMフリーにて単体でぜひ販売してもらいたいものです。
■公式キャラクターもよろしく!
OPPOには公式キャラクターも存在します。このキャラクターの人形は販売もされており、OPPOファン、OPPOマニアの間では有名な存在だそうです。
■次期フラッグシップ、Find 7は3月発表
OPPOはカメラとマルチメディアに特化したこのN1に加え、フルスペックのハイエンドスマートフォンとしてFindシリーズも販売しています。そのFindシリーズの最新モデル、『OPPO Find 7』は3月に発表される予定。噂では2Kディスプレイ、2.3GHzのCPU、5インチ後半の大画面搭載などスペックはかなり期待できそうです。来年のMWCではOPPOはより多くのハイエンドモデルを展示していることでしょう。
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