耳の中の映像を見ながら耳掃除ができるイヤスコープシリーズに、Windows対応の『イヤスコープwindows』が登場しました。1.5ミリレンズの小型カメラで映した映像を、Windowsパソコンのディスプレーに映し出すことができます。
イヤスコープwindows
●販売元 コデン
●実売価格 1万9800円前後
従来のイヤスコープは専用の小型ハンディモニターに映像を映し出す仕組みでしたが、今回パソコン対応になったことで、片手フリーという快適な状態にて大きなディスプレーで耳の中の映像が見られるようになったのです。これはステキと、以前よりイヤスコープが気になっていた耳掃除好きの私ナベコがさっそく試してみました。
デザインがオシャレ
ペン型でまるで女性の化粧品のようなデザイン。会社のペン立てにあっていても違和感なさそう。コデンの担当者の話によると、従来のイヤスコープシリーズよりデザイン性もこだわっているそうです。本体の長さは約19.2センチ。
保護カバーは90度可動
耳掃除のときにはハンドル兼保護カバーを90度展開します。
カメラレンズは直径1.5ミリ
金属製の棒状に見えるのがカメラ部。直径は1.5ミりで長さは約3センチ(実測)になっています。1/5インチCMOSセンサーを採用。
耳の穴の中をカメラ部より照射
USBに接続して通電すると、カメラ部から光が照射されます。従来は耳かき部が発光する仕様でしたが、光源がカメラ部になったことで、ブラックカラーの耳かきの採用が実現しました。耳かきがブラックだと、とれた耳アカが見えやすいんですよね。耳かき好きの気持ちがわかっていますね。
Windows 8タブレットで試しました
Windows 8、7、Vista、XPと、OSはWindowsでしたら全般的に対応。そこで、今回はWin8搭載の8インチタブレットで試しました。
PCとの接続はUSBケーブル
『イヤスコープwindows』を使用するときは、PCに専用ソフトのインストールが必要です。今回は外付けドライブを使用しました。また、『イヤスコープwindows』はPCとUSBで接続なので、タブレットにUSBポートがない場合は、USBからマイクロUSBに変換するアダプタが必要です。
PC画面に直径4.5センチほどの映像が!
ソフトを立ち上げておけば準備は万端。あとは『イヤスコープwindows』をUSBで接続すれば、カメラで捉えた映像がPCに映し出されます。上の画面は『イヤスコープwindows』のカメラにドロイド君のマスコットが映っているところ(耳の中の映像ではありません)。
なお、映像の大きさはディスプレーの大きさに比例し、15.1インチディスプレーのPCで使用した場合、実寸より約15倍の大きさで映像が見えるとのこと。今回使用した8インチのタブレット場合だと、直径約4.5センチの円として映像が映し出されました。
耳の中の世界にびっくり
カメラは工業用の内視鏡と同じ技術が使われており、耳の中の様子がくっきりと映されます。私はですね、『イヤスコープwindows』で初めて自分の耳の中というのを見たのですが、感想は……。
「ぎゃ~~~~!!」
これが私の耳の中? 信じられない。なんというか、産毛が生えているし、変にゴツゴツしているし。あ、でも耳掃除好きなだけに、アカは溜まっていませんでした。少し奥の方までカメラを入れると、ガラス体のようにキラキラする膜があるけどこれが鼓膜なのね~! ……、と興奮の連続。
耳の中って自力でのぞけないから、お目にできる機会は一生ないと思っていました。それがPCやWin8タブレットで見られるようになるなんて。ソフトの動作性も〇でストレスなし。これは、耳掃除好きは手放せなくなりそう。
耳かきを取りかえることもできます
しかし、こうハッキリ耳の中が見えるようになると、耳をゴリゴリかくのがかえってコワい気がします。せっかく耳アカが見えてもヘタに触ると逃してしまいそう。そんなときには、耳かき部を取りかえるとナイス。
『イヤスコープwindows』には粘着式耳かき棒も同梱。粘着式の綿棒のような感じで、耳アカがある部分に触れるだけでアカを補足できるのです。これは耳かきでアカをかき出すより耳に優しい。ただ、刺激がないのが物足りなく感じる可能性も。
なんというか、耳の中の世界が視覚で見られるなんてエキサイティング! せっかくだから、アカがたっぷり貯まった映像を見たいので、少し耳掃除をお休みしておこうかなぁ(笑)。『イヤスコープwindows』には静止画を保存する機能もあるので、毎日の“耳アカ記録”もつけられるのもステキ(?)!
●関連サイト
コデン
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