バッファローは世界初のハイレゾオーディオ専用NAS 『DELA N1A』、『DELA N1Z』を発表した。また、ハイレゾオーディオ専用LANケーブル 『C1AE』もあわせて登場。価格は 『N1A』が10〜20万円、『N1Z』が70〜80万円、『C1AE』が1メートルあたり4000円になる見込みだ。発売時期はNASが2月下旬、LANケーブルは3月下旬になる。
DELA N1A
『DELA』はバッファローの親会社であるメルコのものづくりの原点である「ファンからの細かいニーズを聞き取り、製品開発に取り組む」という姿勢に回帰し、究極のオーディオ機器を生み出すブランドとして発足した。企画から生産に至るまで “MADE IN JAPAN”を貫き通している。
1TB HDD×2台を採用
『N1A』は近年オーディオ界で急速に身近な存在になりつつある 、限りなく生音に近い音楽データ“ハイレゾ”を家で気軽に楽しむために開発された製品。搭載するストレージは1TB HDD×2台、高音質と動作安定を保証するため、マザーボードにはキャッシュ用となる2GBのメモリーを搭載している。最も注目すべきポイントは、NASの欠点だった起動時間を同社従来品の150秒から20秒まで大幅に短縮した点だ。
DELA N1Z
『DELA N1Z』は、すべての妥協を一切許さない “究極のオーディオNAS” として開発された。マザーボードは『DELA N1A』と共通だが、特徴として徹底的な音質安定を実現するためにストレージとLANの電源を別系統にしてる。ストレージは産業用のプロセスで生産されたNANDメモリーを512GB搭載した新開発のオーディオグレードSSDを2つ内蔵。このSSDはNASオーディオのために専用チューニングが施されており、一般に流通しているSSDの同容量モデルの倍以上の価格がついてもおかしくはないという。
オーディオ専用チューニングが施された高級SSDを採用
2つの製品の共通点としては、DELAブランド認定の職人がセットアップまで行なってから出荷するところ。これにより製品が手元に届き次第、すぐに高品質の音楽を楽しめる。どちらの製品も液晶モニターを採用することで、普段パソコンを使わないユーザーにも製品の状態をすぐ確認できるようになっている。
DELAブランド認定の職人がセットアップ
C1AE
ハイレゾオーディオ専用LANケーブルは、ツメが折れない専用デザインで金メッキプラグを採用。また、外装がメッシュ膜で覆われているため曲げやすく、本体を設置する環境を選ばない。これに近いモデルは同社から発売されているが、「せっかく高額なオーディオシステムを設置するのであればそれに溶けこむようなデザインにしてほしい」という要望があり、開発したという。
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