新Mac Proの内蔵ストレージはSSDのみで、標準モデルは256GB、CTOでの最大容量は1TB。一般ユーザーには十分ですが、プロの作業環境としては心もとないですね。特に大容量のファイルを扱う映像編集や画像処理といった用途では外付けの大容量ストレージが必須です。お勧めの製品を紹介します。
内蔵SSDの弱点である容量面をカバーするという意味では、単独で最大4TBをカバーできるハードディスクが最適です。ただしSSDと比べるとデータ転送速度が遅いため、複数台を組み合わせて速度を稼げるRAID構成のドライブがいいでしょう。
PROMISE PEGASUS 2
Thunderbolt 2にいち早く対応した3.5インチドライブ用RAIDケース。ハードディスクを4/6/8台内蔵できるモデルがあり、容量は8~32TB。RAIDの構成も0/1/5/6/10/50/60など多彩で、まさにプロ向けの製品です(PROMISEテクノロジー、6万9800円(4スロット/ディスクなし)~)。
一方、容量はそこまで必要ではないが、数十GB単位のデータを持ち歩く場合は、外付けのSSDがお勧めです。残念ながらまだThunderbolt2対応の製品は出回っていないため、作業用ドライブの接続インターフェースはThunderboltが理想的です。
SSD-WAT シリーズ
SSDを2台組み合わせてRAID 0を構成したThunderbolt接続の外付けドライブ。256GB/512GB/1TBの3モデル。小型サイズながら、Thunderbolt接続での実効上限に迫る700MB/秒クラスの性能を叩き出します(バッファロー、18万9000円(1TB))。
ストレージのサイズバランス
SSDはコンパクトなサイズのものが多いですが、RAID構成のドライブはMac Proを上回るような大きなものも多く、一緒に並べていると圧迫感を感じることもあります。動作音も大きいので、足元に置くなどの工夫が必要です。
気になるストレージの速度は?
上記のストレージ2機種と、バッファローの外付けSSD「HD-PA256TU3S」の転送速度を「BlackmagicDiskSpeedTest」で比較しました。同じThunderboltでもSSD2台でRAID 0を組んだ「SSD-WAT」のほうが高速で、さらにハードディスクにもかかわらずThunderbolt 2対応の「PEGASUS2」が最も高速でした。
ただし、TimeMachineバックアップ用など、速度を重視しない場合は、USB3.0接続のハードディスクでも十分です。いずれか一方ではなく、両者を組み合わせて最適な環境を作りましょう。
このほか、MacPeople3月号(1月29日発売)の第2特集では、Mac Proの外観から内部構成にわたって隅々まで撮影したフォトギャラリーのほか、外部拡張のみとなった新型Mac Proと一緒に使いたいモニター、光学式ドライブ、拡張インターフェース、入力デバイスを性能面、デザイン面から厳選して紹介しています。ぜひ、周辺機器選びの参考にしてください。
また、3月号ではMacintosh 30周年を記念した特集記事を組んでいます。初代Macintoshのさまざな写真はもちろん、SE、SE/30、Color ClassicなどのコンパクトMac、Macintosh IIやIIci、IIsi、IIfx、LC475などのセパレート型Macの驚愕のテクノロジーをひも解いていきます。そのほか、超ド級スペックのMac Pro徹底解剖、iPhoneで操作できるデジタルガジェット大全、ブラウザーの超便利拡張機能などなど今月も見逃せません!
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