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レノボが29億ドルで買収したGoogle傘下モトローラのスマホ事業は得か損か?

2014年01月30日 11時30分更新

うまくやったのはどっち?レノボがGoogle参加のモトローラモビリティのスマホ事業を29億ドルで買収

 米GoogleとLenovoは29日(現地時間)、レノボがGoogleのもつMotorola Mobilityのスマートフォン事業を買収することに合意したと発表。買収金額は29億1000万ドル。
 これにより、レノボはMOTOROLAブランドやMotorola MobilityのもつMoto X(関連記事)Moto G(関連記事)、DROIDシリーズなどのスマートフォンと、同ブランド製品の未来のロードマップ、そして2000以上の特許資産を手に入れることになります。

 ただし、Googleは引き続き、Motorola Mobilityの大多数の特許資産や出願中の発明を維持し、それらについてレノボはGoogleからライセンスを受ける形で利用していくとのこと。

 レノボは2013年通期のPC出荷台数(米Gartner調べ)で世界最大シェアのPC事業を持っており、ここにMOTORLAブランドとその技術が加わることでスマートフォン分野でも大きな飛躍の可能性が高まります。

 過去の経緯では、Googleは2012年5月にMotorola Mobilityを円換算で約1兆円の125億ドルで買収。それから1年8ヵ月あまりで7割引き以上の29億ドルで手放すわけです。
 金額だけ見るとレノボに有利な買収に見えますが、それが見た目どおりなのかは“Googleが手元に残す大多数の資産”の価値次第。レノボが安く買ったのではなく、Googleがうまく売ったという見方もできます。
 いずれにしろ間違いがないのは、レノボがスマートフォン事業に強力な攻めの姿勢を見せているということですね。

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