1月22日のau春モデル発表会で注目を集めていたのは、やはり曲面ディスプレーを搭載したLGエレクトロニクスの『G Flex』。しかし! へそ曲がりの自分が注目したのは、一見すると地味そのものの外観の7インチタブ『AQUOS PAD SHT22』でした。
AQUOS PADと同日発表の春スマホ『AQUOS PHONE SERIE mini』を並べてみるとこんな感じ。さすがにコンパクト機と比べるとその大きさが際立ちます。
本体上部には電源ボタンとマイクロSDカードスロット、防水キャップレスのイヤホン端子、テレビアンテナがあります。
本体下部にはUSBポートを配置。非常にシンプルですね。
手に持ってみると、手の小さい女性が片手操作するには少しムリがあるサイズという印象。重量は263グラムとファブレット並みで重さは気にならないのですが、本体背面がツルツルしており、手に汗をかくと落としそうです。
次に6.4インチ液晶ファブレット『Xperia Ultra』と比較してみました。画像のとおり、なんと7インチのAQUOS PADのほうが背が低いのです! さすがの超狭額縁設計、特に本体正面のベゼルの狭さは圧倒的です。なんだか、Xperia Ultraがタブレットに見えます。
最後に前モデル『SHT21』と比べてみました。どうですかこのサイズ差は? これだけコンパクトになってどう性能が変わったかを箇条書きで抜き出してみました。そうそう、各画像に心霊写真めいた白い写り込みがありますが、これはスポットライトですのでご安心ください。
SHT21からSHT22で変更になったポイント
●幅:約2ミリ小型化
●高さ:約17ミリ小型化
●重量:約9グラム軽量化
●画面占有率:約8%拡大
●解像度:1280×800ドットから1920×1200ドットに高精細化
●CPU:デュアルコアからクアッドコアに
●バッテリー容量:620mAh増加
●メインカメラ:約502万画素増加(レンズF値が0.6低下し明るく)
ここまで強化されると、もはや完全に別製品。さらにSHT22はフルセグの録画視聴にも対応。内蔵アンテナで視聴可能なほか、オプションのアンテナケーブルを接続すると受信が安定します。本体ストレージだけでなく、マイクロSDカードに直接録画できるのもナイス。
なお、1310万画素カメラはF値1.9と明るいレンズを採用し、ロック画面の左右スワイプで、指定フォルダー内の撮影画像を無制限に閲覧可能。さらにロック画面を上にスワイプしてアプリを起動すると、直接撮影した画像をコラしたりコラージュできます。
おもしろげな機能は独自アプリ『Passtock』でのスマホとの連携。au製スマホをSHT22とペアリング設定すると、スマホとSHT22間でWiFiもしくはブルートゥースで通信。SHT22には音声通話機能はありませんが、ブラウザーでウェブサイトを閲覧中、ページ内のお店の電話番号をタップすると、直接ペアリングしたスマホで通話機能を呼び出せます。
処理性能、解像度、サイズ、重量ともトップクラスのSHT22、ライバルはやはりiPad mini Retinaディスプレイモデルでしょう。ただし、OSが4.2で最新のKitKat(4.4)でないところは少し残念。とはいえ、7インチタブで最強クラスなのは間違いないところ。個人的にはサードパーティーのホームアプリを導入してガリガリにカスタマイズして使い倒したいですね!
●おもなスペック
OS:Android4.2
通信:3G、LTE
ディスプレー:7インチ液晶(1200×1920ドット、323dpi)
CPU:MSM8974(2.2GHz、クアッドコア)
メモリー(RAM):2GB
内蔵ストレージ:16GB
カメラ:約1310万画素(インカメラ約207万画素)
サイズ/重量:104(W)×10.8(D)×173(H)mm/約263g
AQUOS PAD SHT22
メーカー:シャープ
キャリア:au
発売日:2月下旬以降予定
●関連サイト
au公式ホームページ
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