まだかまだかと待っていたMac Proの突然の12/19から注文開始のリリースに昨晩は驚かされましたね。日が変わって19日、原稿執筆時点ではまだ“選択”ボタンが表示されない状態で、リロードをしながらやきもきしている人も多いはず。僕もですが。
このデザインがアレに似てるとかは、まぁ発売するまでにネタですわ。だって、実物見たことあるから言いますけど、正直めちゃくちゃカッコいいですよ。
特に、そのピカピカの鏡面チューブ状のボディシェルを外したフレームの美しさといったら。これ見て惚れ惚れしないって人は、ガジェット好きじゃないでしょ、って感じの質感です。デザインって性能の一部なんですよねぇ。
それはさておきMac Pro。スペックシートを眺めていると、うーん、ヤバいこれはどうにかしなきゃってところが1つある。
標準モデルの“並”(クアッドコア)と“大盛り”(6コア)モデルだと、内蔵ストレージの容量が256GB(!)。これ、このまま何の対策もせずに勢いで買ったら必ず後悔すること必至ですよ。
だって、MacBook Pro 15 Retinaを仕事で使ってる僕だって、512GBモデルでひいこら言ってるくらいですから。CTOで増量できるにしたって、それが賢い選択肢かどうかわからない。高くなるのは目に見えてますからね。
Mac Proだと、増量の差額はこんな感じ。
512GB化で+5万1499円、1TB化で+8万2400円。うーむ。据え置き型のMac Proに、内蔵にこだわる意味は個人的にはあまりない。ってことで選びたいのはコレの活用です。
●ストレージ増量には6基もあるThunderboltの有効利用を考えるべし
アップルによれば、4Kディスプレーを最大3台まで繋げられるそうですが、この6基もあるポートを外部ストレージに使わない手はない。もちろんUSB3.0でつなげてもいいけど、せっかくMacProを買うんなら、ね。
で、探してみましたよ。
Thunderbolt対応、かつMac Proと一緒に置いても違和感のなさそうな、デザインのまとまり感的にもイケてる製品をね。
とりあえずコンパクトに増設してみる派
バッファロー HD-PA1.0TU3(1TB)
アルミっぽい質感を活かしたデザインで、Mac Proにも合いそう。USB3.0も搭載してるのでイザとなればWindowsマシンとのデータのやり取りにも使えるのが便利。
容量重視!二重化によるデータ保護もしたい派
My Book Thunderbolt Duo WDBUSK0040JSL(4TB)
RAID0、またはRAID1が組める外付けRAIDドライブ。二重化した場合は2TBのHDDとして使えます。MacProをSSD1TB化するより安く2TB化できそうで、データ保全性もある。デザインやCAD仕事で使うなら必須ですね。実売7.5万円の6TBモデルもあります。
意外とThunderbolt対応の外付けHDDで、価格がそこそこお安いものってないんですよね。惜しむらくは、両モデルともThunderbolt”2”ではないところですが、作業に大差が出るレベルの違いはありません。
MacProを買うようなユーザーだと半プロの人も多いとは思いますが、そうは言っても賢くコスト節約して手に入れようって考えると、ストレージに10万円以上払うのは避けたいものです。
自分で選ぶなら、内蔵ストレージに費用投下するよりは、外付けで2TB〜4TB追加して最強のスリム母艦をつくる、って方に投資するな、という気分です。あー、早く実機を触りたい!
●関連リンク
Mac Pro製品紹介ページ
(18:30更新) CTOの詳細が判明したため、ストレージを増量した場合の差額と画像を修正しました。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります