ロジクールはiOS7に対応したゲームコントローラー『ロジクール G550 パワーシェル コントローラー+バッテリー(G550)』をApple store、Apple online storeでは12月13日から、auショップ、auオンラインショップ、ロジクール製品取扱店、ロジクールオンラインストアにて発売する予定で価格は9980円、3年間の保証付き。
同社は都内某所にて製品説明会を実施し、代表取締役社長竹田芳浩氏(左)が同社の説明を、マーケティング部の古澤明仁氏(右)が製品説明を行なった。
古澤氏はApp Storeでのアプリの売り上げを例に挙げ、ゲームは87%を占めるとし、操作性の高いコントローラーによってゲーム体験が変わり、今後iOS用にリリースされるゲームタイトルにより、iPhoneのプラットフォームとしての存在感が変わるのではと語った。
また、ミラーリングによりAppleTVを介して複数の人と大画面でプレイするといった楽しみ方もあるだろうとのこと。近年はゲームハードやスマートフォン、タブレットと複数の機器でネットを介してセーブデーターなどを共有して遊べるクロスプラットフォームも広がりを見せているので、そうしたゲームタイトルの増加によっても盛り上がりを見せそうだ。
形状についてはポケットや小さなカバンにひっかりなく入るため、iPhoneのデザインやスリムな形状をそこなわないよう、あえてアナログスティックを付けなかったと話した。
発表会ではスクウェア・エニックスのプロデューサー時田氏が登壇。
実際にファイナルファンタジーIIIをデモプレイ。十字キーはアナログパッド並みに快適に動かせ、タッチで行なう操作はすべてキーボタンで操作できると語った。また本体も非常に軽いため長時間プレイしていても疲れないとのこと。戦闘中にL/Rボタンの同時押しで“逃げる”コマンドが再現されているところもデモ。当時のユーザーは懐かしさを覚えるのではと話した。
配信されたばかりのファイナルファンタジーIVの正当な続編であるジ・アフターイヤーズ(1800円)も近々対応予定。こちらのタイトルもプレイが60時間を超えるほどと、パッケージゲームに負けないボリュームがあるため、G550を使ってもらうのがよいと語られた。
実際にタッチアンドトライにて製品を触ってみたが、iPhoneを横から挟む形なので、PS Vitaや3DSといったモバイルゲーム機と比べると多少横幅が広いように感じたが、あたかも一つのモバイルゲーム機のように一体感があり、それほど違和感を感じることなくゲームプレイができた。
本体全体は凹凸が少なく、十字キーは丸形の8方向アナログパットのほか、A、B、X、YとL、Rボタンを有する。見た目や触った感じは昨年発売されたNEOGEO Xに近い。
アクション性の高いゲームに向いているようにも見えるが、発表会で触った限りでは、十字キーの入力がやや遅れて反応しているような感じがあった。ファイナルファンタジーシリーズのようなRPGではさほど気にならないほどだが、格闘ゲームやFPSといったゲームでの操作性が少し気になるところだ。
アナログパットの横にあるスイッチを引くと電源のオンオフができるが、結構しっかり引かないといけないので爪を伸ばしている女性には操作は厳しいかも……。
背面はマットな樹脂製で指がすべりづらい。空いているところはiPhoneであればちょうどカメラの位置にあたり、付けたまま写真が撮れる。iPhoneやiPod TouchはLightningケーブルにて接続される。Lightning接続部は多少稼働するので、斜めから挿し込んでも余程無茶な入れ方をしなければ故障の心配もなさそうだ。
iPhoneのボリュームコントロール部分は開いていて、装着したまま操作可能。マイクロUSBケーブルを接続して、左側面のスイッチを切り換えることで、充電のオン/オフが行なえた。
本製品は1500mAhのバッテリーを搭載しているが、iPhoneに接続してどれぐらい駆動時間が延びるかは公称で言える数値はないとのこと。ちなみに本体のバッテリーが空の状態から充電すると約3.5時間かかるとのこと。
iPod touchは付属のシートを入れることで高さを調整し、本製品にフィットさせられる仕組みだ。
発売時の対応ゲームは今回体験できたファイナルファンタジーIII以外はリンク先の海外タイトルになる。【海外対応タイトル一覧】
バッテリー内蔵の割に軽量で、長くiPhoneでゲームを楽しむ人にとっては気になる製品だ。今後の対応ゲームが気になるところだ。
●関連サイト
ロジクール
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります